宇宙大作戦:S2第9話「華麗なる変身」あらすじや感想など
シーズン2 第9話(通算38話)「華麗なる変身」”Metamorphosis”のあらすじ
カーク達はヘッドフォード次官をシャトルに乗せてエンタープライズに向かっていた。
ヘッドフォード次官はエプシロン・カナリス3号星の戦争を防ぐ任務にあたっていたが、サキュロ病という極めてまれな病気を発病したため、治療のためエンタープライズへ運んでいたのだ。
だがシャトルはイオン化した雲のような謎の物質に捕まり、ガンマ・カナリス星に不時着する。
ガンマ・カナリスには先客が居た。彼はコクレーンという地球人で、謎の雲のことをコンパニオンと呼んでいた。
彼もコンパニオンに連れてこられたのだという。連れてこられたときコクレーンは老人だったが、コンパニオンが若返らせ今は30代の肉体だった。
彼のフルネームを聞いてカーク達は驚く。彼は150年前に死んだはずのワープエンジン発明者、ゼフレム・コクレーンだったのだ。
コンパニオンはコクレーンの孤独を紛らわすためにカーク達を連れてきたのだが、カークから惑星連邦の話を聞いて、むしろコクレーンの好奇心に火が付く。
彼らは協力して脱出する方法を探し始めるが、スポックが襲われシャトルもダメージを負う。
ヘッドフォード次官の病気が悪化したためコンパニオンに治療を依頼してみたが、治療は不可能だった。
スポックはコンパニオンが電気的な存在と考え、ショートさせる装置を作り倒そうとするが作戦は失敗する。
翻訳機を改良してコンパニオンとの意思疎通が可能になるが、どうやらコンパニオンはコクレーンに対して愛情を持っているらしい。
カークがコンパニオンに愛の概念を説明したところ、コンパニオンは死にかけたヘッドフォード次官と同化し一人の女性として生まれ変わる。
人間と同化したことで人間の愛や死の概念を理解したコンパニオンはカーク達を解放してくれるが、彼女はこの星を離れては生きられないという。
コクレーンは長年世話になった彼女と共にこの星で生きることにする。
コクレーンは自分の生存について口止めし、このことはカーク達だけの秘密になった。
補足情報や感想など
- 日本での初回放送時は通算第31話にあたるエピソードです
- ワープエンジンの発明者で飲んだくれオヤジのゼフレム・コクレーンが登場です。すっかり若返っていますが、遭難時は87歳だったとのこと
- コクレーンは劇場版「ファーストコンタクト」でのキャラクター描写とは異なり、精悍で生き生きした好青年ですね(苦笑)
- 戦争の回避はどうすると聞かれて「誰かが何とかするだろう」と言ってしまうカーク船長の大雑把さは好きです(苦笑)
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