宇宙大作戦:S2第8話「不思議の宇宙のアリス」あらすじや感想など
シーズン2 第8話(通算37話)「不思議の宇宙のアリス」”I, Mudd”のあらすじ
マッコイは新任の士官ノーマンに対して不信感を抱いていた。これはドクターの直感だった。
ノーマンは機関室に侵入し機関員のジョルダンを気絶させると、勝手にコースを変更してしまう。続いて航行制御室も襲われ、船は制御不能に陥る。
ノーマンはブリッジに現れると、船の引き渡しを要求する。彼は人間そっくりに作られたアンドロイドだった。
4日後、エンタープライズは未知のKタイプ惑星に到着する。
上陸したカーク達を待っていたのは詐欺師ハリー・マッドだった。
ハリーはデネブで死刑を宣告されたが脱獄、逃亡の末この星に辿り着いた。ここに20万体のアンドロイドが居るのを見つけ、ハリーはその王に収まったのだという。
アンドロイドは仕える対象の人間を必要としており、ハリーに対してより多くの人間を要求していた。そこでカーク達が呼ばれたのだ。
だがアンドロイド達は「人間に奉仕する」という自分たちの役割を拡大解釈し、宇宙を支配して全ての人間を幸せにしようと考え始める。
全てのアンドロイド達に命令を出している指令センターがノーマンであることに気付いたカーク達は、次々と理屈に合わない行動をとってアンドロイドを困惑させフリーズさせていく。そしてノーマンもハリーの不合理な嘘を処理できず停止してしまう。
カークは残ったアンドロイド達が参考にするための”悪い見本”としてハリーを残し、星を後にするのだった。
補足情報や感想など
- 日本での初回放送時は通算第41話にあたるエピソードです
- かなり精巧なアンドロイドが登場します。制作者のアンドロメダ人は太陽の超新星爆発で絶滅した種族とのことですが、このあたりの起源については不明のままです
- このアンドロイド達の耐用年数は5万年で、人間の脳をアンドロイドの体に埋め込むことも可能とか。いわゆる”義体”のアイデアですね。
- ハリー・マッドはシーズン1第6話「恐怖のビーナス」に登場しています
- AIに対抗するのに論理の矛盾を使うという、もはや定番化しているパターンで勝利します
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