宇宙大作戦:S1第24話「死の楽園」あらすじや感想など
シーズン1 第24話「死の楽園」”This Side of Paradise”のあらすじ
オミクロン・セティ3号星にやって来たエンタープライズ。
この星には150人の入植者がいたが、バーソルド光線で全滅したと考えられていた。
だが上陸したカーク達は住民達と出会う。入植者のリーダー、エリアス・サンドバルによると亜空間通信機が故障して連絡が出来なかったらしい。
だがスポックはバーソルド光線にさらされれば一週間で死ぬはずだと疑問に思う。
サンドバルの家に居た植物学者のライラはスポックの旧知の女性だった。
調査を進めると、開拓団が持ち込んだはずの家畜は全滅しており、虫も鳥もおらず、植物の種類も限られていた。また入植者達の体からは病歴にあったはずのケガや疾患がなくなっていた。
ライラに奇妙な植物の胞子を吸わされたスポックはすっかり豹変して感情豊かな性格になってしまう。
ミスターカトーやドクターマッコイも植物に影響され命令を聞かなくなってしまう。攻撃性は全くなくなるが、同時に責任感や積極性や欲望は失われるのだ。
艦内に植物が持ち込まれ胞子が換気装置に入ったため、クルーも全て豹変してしまうが、カークだけはなぜか影響を受けなかった。
その植物はバーソルド光線を養分として成長し、胞子は生物に寄生すると判明するが、もはやエンタープライズに残っているのはカークだけになってしまう。
やがてカークも遂に胞子の影響を受けてしまうが、激しい感情が胞子の影響をうち消した。
カークはスポックを口汚く罵って怒らせ、その結果スポックも正気に戻る。
カークとスポックは通信機を通じて特殊な音波を送り、クルー達の感情を刺激する。
クルー達や開拓者は次々と正気に戻り、全員を収容したエンタープライズは星を離れる。
スポックは初めて体験した幸せの感情について思いを巡らせるのだった。
補足情報や感想など
- 日本での初回放送時は第21話にあたるエピソードです
- いつもは女性とのロマンスはカークが担当なのですが、今回は珍しくスポックが担当です
- 滅多に見られない腑抜けたスポックが見所です。木にぶら下がって遊ぶ姿がシュールですね
- 人間の激しい感情が対抗手段と言うことで、情熱にあふれたカーク船長が最後まで残ったんですね
- 逆に感情の起伏に乏しいスポックが簡単にやられてしまったというのは納得なんですが、腑抜けてからのスポックの方が幸せそうで感情にあふれて見えるというのは皮肉が効いています
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