宇宙大作戦:S1第22話「宇宙の帝王」あらすじや感想など
シーズン1 第22話「宇宙の帝王」”Space Seed”のあらすじ
エンタープライズは古い地球の宇宙船に遭遇する。
地球の歴史に詳しいマクガイバー少尉を連れてカーク達は船に乗り込む。その船はワープ時代以前の冬眠船だった。
カーク達が訪れたことで機械が反応し、冬眠している人々のリーダーが自動的に蘇生される。カークは彼を医療室に収容する。
彼の名はカーンといった。そして船にはまだ72名が冬眠状態にあった。
スポックの調査により、優生戦争に敗れたのち行方不明になった優生人類が80~90名いたことが判明する。年齢的にも時期的にも彼らと一致する。
カーンの正体はかつて地球の4分の1を支配した独裁者、カーン・ノニエン・シンだったのだ。
カーンは急速にエンタープライズの情報を吸収し、マクガイバー少尉を言葉巧みに籠絡する。
カーンは仲間を冬眠から覚まし、あっという間にエンタープライズを乗っ取ってしまう。しかしエンタープライズのクルー達が言うことを聞かないため、カーンは凶暴性をあらわにし始める。
カークは隙を見て逃げ出し機関室でカーンと対決する。
肉体的に圧倒的に優れたカーンに苦戦するが、何とか打ち倒すことに成功する。
カークはカーン達を殺さず、セティ・アルファ第5惑星に追放することに決定する。そしてマクガイバー少尉はカーンと同行することを決意するのだった。
補足情報や感想など
- 日本での初回放送時は第15話にあたるエピソードです
- カーンの乗っていた船はSSボタニー・ベイ。1990年代に製造中止になったDY100型の惑星間航行船という設定です。現実はなかなかSFに追いつけませんね。
- 優生戦争の設定がこのお話で語られます。後年の宿敵カーンの登場です
- 優生人類は遺伝子操作により肉体的にも精神的にも人間を超越していますが、人類より優れているが故に傲慢なところがあります。彼らが引き起こした戦争の教訓から惑星連邦では遺伝子操作による人体改造はタブーになります
- セティ・アルファ5号星はこの事件のすぐ後に大災害に見舞われて環境が激変し、カーンの仲間は大部分が死んでしまいます(マクガイバー少尉も死んじゃうのよねぇ)
- その後の顛末は劇場版2作目「カーンの逆襲」にて描かれます
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