積みプラを少しは崩そう!【タカラ1/35スコープドッグを作るその1】
たまには旧キットもいいよね…
12月に「百年戦争記」とかマルイの「ボトムズ展」なんてのを見物してきた影響で昨年末は「ペールゼンファイルズ」を見直したりしていたのですが、おかげですっかりボトムズ熱が高まり、超久々にスコープドッグが作りたくなりました。
最新のキットを買ってくるのも悪くはないのですが、うちには過去の名作キットが積まれています。というか私くらいの年代のボトムズ好きなモデラーで、旧タカラのボトムズキットを一つも積んでいないという人の方が珍しいでしょう(苦笑)
最近私は積みプラを少しずつ買取に出して処分しているため大分数は減っているのですが、まだ割と残っています。積みプラを崩すなら売りに出すより作ることこそが本道です。
と言うわけで新年一発目のネタはこちら。
旧タカラの1/35スコープドッグです。
こちらは本放送の少し後にユニオンモデルから再販になったバージョンで、箱を見ると価格は800円ですね。こんな名作キットが当時はこんな安価に買えたのです。
ラウンドムーバータイプは上半身のランナーが透明仕様になっているという特別版なのですが、作られた数が多いため特別版と言っても全くレアではありません(中古模型店に行くと現在は3000円前後で入手できるようです)
透明パーツは素材的にちょっと作るのが面倒なのですが、そこはあまり気にせず進めてしまいます。
改造ポイントを洗い出します
当時のタカラ製スコープドッグは、1/24スケールについては名作中の名作と名高いのですが、一方でこちらの1/35の方はあまり評価が高くありませんでした。
当時からよく言われている問題点としては
- 上腕部が長すぎて手が長く見える
- 太ももが短すぎて短足
- 足首の横幅が広すぎる
と言った点が挙げられます。
他にも細かく見ていくとプロポーションの問題点はあるのですが、この辺は作り手それぞれの好みの問題も関わってきますので、一概に全てを問題点と言うのには抵抗があります。
私は横幅があってどっしりした体型が好みなので、この1/35も嫌いではありません。
とは言えやはり上記に挙げた3カ所は気になりますので、その辺りを中心に改修し、あとはキットの良さを生かしつつ、あまり大改造にならない程度の改造で作っていこうと思います。
まずは脚回りです
太ももはどう見ても短いですし、股関節はやはり古いキットですから可動部が限られていて面白くありません。
また膝の丸いパーツは、このキットの形状だと設定画のイメージと大分異なりますので、一度切り離して形を整えてから取付直してやることにします。
まずは膝パーツをエッチングソーで切り離してしまいます。
平行して太ももも切断して、1mmプラ板を3枚ほど挟み込んで脚を伸ばしてやります。
膝パーツは上側の角度がよくありませんので、少し角度を変えて切り欠いてやった後にプラ板を貼り付けて形を整えました。
太ももの方は延長したプラ板に3mm穴を開けて、30MMシリーズの股関節パーツを差し込めるようにしました。
脚が長くなると途端にイメージが良くなりますね。
また、足首パーツは2mmほど接着面で幅つめをしてあります。もう少し詰めた方が今風になるとは思うのですが、私はあえてどっしりした足首にして1/35キットらしさを残すことにしました。