シーズン3第12話 あらすじと情報整理と感想※ネタバレあり【スタートレック:ディスカバリー】
第12話「潮時」”The Good of the People”
待ちに待った前回の続きが元旦から拝めます。
圧倒的大ピンチをどう逆転するのでしょうか……?
(以下、ネタバレ全開です)
シーズン3 第12話のあらすじ
オサイラーはディスカバリーがビリジオン号に追われている状況を偽装し、連邦本部のシールド内へ入ろうとする。
ディスカバリーを制圧したオサイラー部隊はザレが指揮をとっていた。
トランスワープチューブを突っ切ってディスカバリーを追ってきたバーナムとブックは、ディスカバリーが本部のシールドに入ろうとする直前、格納庫に強行着陸をする。
ブックがおとりになって注意を引きつける間に、バーナムは船内に侵入する。チェーンの監視員との戦闘で脚にケガを負うが、亜空間通信を使いニバーに居る母親に救難通信を送る。
提督はディスカバリーがオサイラーに制圧されていることに気付き戦闘態勢を整えるが、意外にもオサイラーは提督に和平交渉を申し出る。オサイラーの申し出は惑星連邦とエメラルド・チェーンの統合だった。
オサイラーの提示した条件は良い物だったが、提督は統合の後にオサイラーの過去の犯罪についての断罪を行うことを条件とする。オサイラーはこれに激しく反発して交渉は決裂する。
バーナムはスタメッツの救出に成功。一方ティリー達も監視員を倒して脱出、ブックとアンドリア人のリンが敵を引きつけて時間を稼ぐ。
スタメッツはアディラ達の救出のためにすぐにでも星雲へ戻ろうとするが、彼が船内にいると胞子ドライブが危険に晒されるため、バーナムは彼一人を無理矢理脱出させる。直後バーナムは捕らわれる。
ディスカバリーに戻ったオサイラーはリンを殺し、本性を現し始める。
ディリー達は作業ロボット(ドット23)内に待避していた球体データと合流し、反撃を開始する。
情報を整理してみる
- ”配達人”のザレが再登場(シーズン3第2話で寄生する氷の荒野に放り出された男です)
- トランスワープチューブ内は宇宙船の残骸が無数に漂っており、まともに航行することが出来ない
- 宇宙基地DS253は既に連邦と87年間連絡を取っていないが、エメラルド・チェーンと取引をして独自に運営されているという
- チェーンにも議会があり、奴隷禁止の規約を審議中という
- オサイラーの申し出た和平の条件
・連邦内での資本主義活動を認めること
・DS253の行っている取引を認可しチェーンの大使館を設置すること
・チェーンは今後連邦の最優先命令に違反する行為をやめる
・15年以内に現在干渉中の惑星から撤退する
※連邦の最優先命令とは「他文明の内政干渉及び自然な発展の妨害や干渉を行ってはならない」という連邦の大原則。歴代シリーズの艦長は結構破ってますけどね(苦笑) - アウレリオ監査官はチェーンの優秀な科学者。これまでオサイラーの良い面しか見ようとしていなかったようなのだが……
今回の感想
トランスワープチューブはこんなことになってたんですねぇ。あの無数の残骸の中にはボーグキューブの残骸とかもありそうです(と言うかこの時代のボーグについて一向に劇中で語られないのは不満ですなぁ)
エメラルド・チェーンの詳細はあまり語られていなかったので無法者の犯罪組織程度と思っていましたが、議会があるとは意外でした。
要するに「敵対組織」というより「敵対国家」として考えるべきだったんですね。現実で言うとどこの国を想定した設定なのかは大体想像が付きますが……
でもこの交渉内容にはだいぶ嘘やブラフが含まれていそうです。まあ現実の国家間交渉だって似たようなものですけどね。でも交渉が思う方向から外れ始めてからのオサイラーはちょっと安っぽかったかな。
バーナムがシーズン1の第一話以来、超久々にバルカン・ナーブ・ピンチを使ったのは驚きました。設定忘れたわけじゃなかったんですね(苦笑)
スタメッツがアディラのことを自分の子供と言い切ったのは少し意外でもありましたが実感がこもっていて良かったです。それだけにスタメッツに対してのバーナムの仕打ちは、仕方ない事とは言え確かにあんまりでしたなぁ……
さて今回、サルー達の様子については一切描写がありませんでした。
あと一話で全部片付くのかこれ??? という状況ですが、最後の最後でやっと球体データが味方として活動を開始しましたので(遅いわ!)ディスカバリー側のゴタゴタはあっさり片付く気がします。ニバーからも援軍来そうですし。
急にキーパーソンっぽく登場したアウレリオ監査官ですが、今ひとつお話の中でのポジションが見えにくいと言うか、登場が急すぎてこの辺にはちょっと脚本の都合を感じます。最後はこの人がオサイラー撃っちゃったりしそうな気がするなぁ……
あと、作業ロボット達がさりげなく ”長寿と繁栄を” をするのが可愛かったです(苦笑)
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