シーズン3第2話 あらすじと情報整理と感想※ネタバレあり【スタートレック:ディスカバリー】
第2話「遙かなり故郷」"Far From Home"
前回はバーナム側のストーリーでしたが、今回はディスカバリー側の状況が描かれます。
(以下、ネタバレ全開です!)
シーズン3 第2話のあらすじ
ワームホールを抜ける際に大きなダメージを負ったディスカバリーは巨大な氷河に不時着、センサーも通信機も故障し航行も不可能になってしまう。
船の修理を急ぐが、ルビンディウムがなく通信機の修理が出来ない。
墜落地の近くに確認された入植地にルビンディウムの反応を発見したため、サルーとティリーの2人が調査に向かう。
サルー達は入植地でカルというコリダン人鉱夫と出会う。この入植地はザレという”配達人”から搾取されており、カルは惑星連邦が助けに来るのを待っていたらしい。
だが現れたザレによりカルは殺されてしまう。ザレはディスカバリーが過去から来たことを鋭く見抜き船の略奪を企むが、サルー達を追ってきたジョージャウがザレの手下を圧倒し形勢は逆転する。
サルーはザレを殺さず、入植者達に身柄をゆだねることにする。入植者はザレを”寄生する氷”がいる荒野に放り出す。
応急修理を済ませたディスカバリーだったが”寄生する氷”に捕らえられ離陸できなくなってしまう。
絶体絶命の彼らをトラクタービームで救ったのはバーナムだった。
情報を整理してみる
- ディスカバリーが到着した場所もテラリジウムではなかった
- 入植地でもダイリチウム不足が起きていた
- 不時着した星の氷河は寄生生物で、夜になると生命にも船にも寄生し破壊してしまう
- 連邦の存在を信じ続ける”連邦崩れ”な人々をブドレイシュと呼ぶ
- デトマー操舵主任は何か体の不調を抱えている模様
- ディスカバリーはバーナムの到着より一年遅れて未来にやって来た。バーナムはずっとディスカバリーを探していたという
- カルはコリダン人とのことでしたが、惑星コリダンというのはダイリチウム資源の豊かな惑星としてENTに登場しており、アーチャー船長も訪問しています(ENTシーズン1第15話「恩讐を越えて」)
今回の感想
初っぱなから危機的状況のディスカバリーが描かれます。
到着した惑星は大地が大きく破壊されており、鉱山があったという描写でしたのでおそらくダイリチウム鉱山があったのでしょう。”大火”で吹き飛んでしまったのでしょうね(というか、もしかしてここはコリダン星なのでは……?)
ここでも”配達人”が登場しましたが、この時代ではワープ船を運用できる者の力が大きいようです。余程ダイリチウムが不足しているのですね。
前回は馴染みのキャラの登場がバーナムだけでしたが、今回はいつものクルー達がいつものように掛け合いを繰り広げます。これが実に楽しい。
久しぶりにいつも通りの彼らが見られたことで、ディスカバリーが再開したことを実感させられます。
特にジョージャウ(皇帝)は相変わらずで、危なっかしい存在ではありますが頼もしくもあり痛快ですね。連邦が崩壊して無法がまかり通るこの時代では、まさに水を得た魚でしょう。
一方で、躊躇なく手下どもを殺してしまうジョージャウに対し、力は十二分にあるのに決して殺しはしないサルーも実に頼もしかったです。連邦の理念を体現して譲ることのない彼もまた、ストーリーの要と言えましょう。
また、今回はいわゆる上陸任務という非常にスタートレックらしいストーリー構成でした。描写されるのが荒野と酒場の中という限定的な舞台だけで進むあたりもスタートレックらしいっちゃらしいです(苦笑)
前回の第一話でスタートレックらしさからはやや離れたストーリー展開を見せておいてから、今回は一気に引き戻してきましたね。
一年の間にバーナムはこの時代の情報をかなり収拾しているはずですし、次回はその辺が細かく語られるだろうと思われます。視聴者としても知りたい情報が山ほどありますが、果たして……?
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