【30MS】夏の月刊水着シリーズ第一弾、オプションボディパーツの水着と手足を買ってきた【レビュー】
水着手足の連続販売が始まりました……
バンダイの新製品「30MS オプションボディパーツタイプS01」と「30MS オプションボディパーツ アームパーツ&レッグパーツ」を買ってきました。
今回はどちらもリシェッタ準拠のカラーAタイプになります。
来月がティアーシャのカラーBとスク水、再来月がルルチェのカラーCへと続きます。3ヶ月連続の”激戦”です……
3月に予約が始まった時点で瞬殺状態だったため(Amazonは予約開始から5分程度で売り切れたそうです)私も当然予約は出来ていませんでした。かなり異常な加熱状態のように感じます。
今回私は地元のジョーシンに並んで買ってきました。地方の小さなジョーシンなので並ぶ人は少なかったものの当然入荷数もかなり少なく、列の半分以上の人は買えていませんでしたね……
今回のランナー構成など
今回水着ボディは袋売り、手足は箱売りでした。どちらも価格は同じ880円(税込み)なのですが、手足の方が圧倒的にパーツが多いです。
まずこちらが水着ボディの方のランナーです。ランナー数は3つ、うち一つは透明ランナーです。
手足の方は7枚に増えてます。全て肌色です。
1枚目の写真の4つのランナーは全て過去に発売されている物との重複ですが、フェイスパーツはタンポ印刷無しの新バージョン、これは嬉しい。しかも今回は印刷工程がないため従来品と異なり日本製の刻印があります。
二枚目の写真が今回の新規パーツなのですが、中央上に置いたランナーについては水着ボディのパーツとダブっています。これは太ももと肩パーツのランナーです。
ダブらすくらいなら胴体と手足全部セットで良かったんじゃなかろうかとも思うのですが、まあ手足だけ欲しいという需要を考えてのことなのでしょう。
では組み立てていきましょう
何と言ってもこのキット最大の特徴は肌色部に殆ど合わせ目が出ないという点です。
普通なら2つのパーツを接着して作るところを、円筒状の一つのパーツで一体成形してあります。これは凄い!
もちろんパーティングラインはありますので、これを削る作業は必要なのですが、通常の合わせ目消しに比べれば随分と手間が減ります。
ただこの成型方法の影響なのかゲートが結構太めになっていますので、ランナーからの切り離しは普段より慎重に丁寧に行ってあげた方が良いかと思います。
こちらは水着ボディのパーツ構成です。思いのほかシンプルでした。しかも差し込み具合を自由に調整出来るため、わざと浅めに刺して可動を大きくとったりも出来ます。これは上手い構成ですね。
肩と太ももは円筒状パーツ内に関節を差し込むという独自の構成です。なかなか面白いのですが、柔らかめのプラスチックなので強度面では若干の不安を感じました。この辺はキツいなぁと思ったら丁寧に調整してあげた方が良いです。
こちらは手足、はめ合わせがないので組立は物凄く楽です。ただこちらも関節強度には若干不安ありという感じ。特に膝関節はねじ切る危険が大きそうなので、ここの差し込み軸調整は必須と思った方が良いかもしれません。
というわけで完成です。
素のリシェッタが手元にないので、同じカラーAのアルカ=カルティーの頭を乗せてやりました。
大急ぎで作ったので余分な手首などには手を付けなかったのですが、そうするとダブりも含めて結構なパーツが残ってしまいましたよ。
出来上がってみての感想としては、この価格でよくこれだけの物を発売したなぁというのが第一印象。なるほどこれは売れるわけです。
一方で細かい造形とかボディラインの曲線の出し方とか、そういった拘りの部分ではもう一歩な印象もあります。コトブキヤさんの方がその辺ではどうしてもワンランク上だなぁと感じるのも事実です。
あとは素材的な問題。柔らかめなPS素材のみで構成されているため、強度的な不安は拭えませんねぇ。コトブキヤさんは部位ごとにABSやPOM素材を使い分けて強度面にも気を使われてますからね。
まあ安いですから壊れたら買い換えるという発想で良いのでしょうが、残念ながら現状ではそれもままなりません。
流石にバンダイさんもこの状況に気付いたのか、再生産予定がびっしりと計画されているようです。
とは言え、計画したからすぐに市場に潤沢にあふれるという物でもありませんし、安定して入手出来るようになるにはまだ少々時間かがかかりそうです……