スタートレック・ヴォイジャー:S6第8話「電磁空間アレース4」あらすじや感想など
シーズン6 第8話(通算128話)「電磁空間アレース4」”One Small Step”のあらすじ
ヴォイジャーは突如亜空間から出現した電磁空間という現象に遭遇する。
何とかやり過ごし観測を始めたところ、空間の内部には2032年に火星で遭難したNASAの宇宙船アレース4が存在していることが分かった。
そこでシールドを改良したデルタ・フライヤーで空間に侵入し、アレース4を捜すことにする。
クルー達はこの探査に意欲を燃やす。
セブンはこの行為を無意味と考え否定的だったものの、任務と割り切って探査に参加する。
しかし探査中に電磁空間は暗黒物質小惑星と衝突し、その重力変動波でデルタ・フライヤーはエンジンを故障、チャコティも重傷を負ってしまう。2時間以内に脱出しなければ彼らは亜空間に飲まれてしまう。
修理に必要な部品を手に入れるため、セブンがアレース4に乗り込むことになった。
そこでアレース4の操縦士、ジョン・ケリー中尉の遺体と、彼の最後の日誌を発見する。
それは最後まで生還を諦めず、あがき続けたケリー中尉の記録だった。
記録を見たセブンは心を動かされ、部品だけでなくケリー中尉の遺体と彼の集めたデータを持ち帰る。そのデータは彼の生きた証しそのものだった。
無事生還したセブン達はケリー中尉の葬儀を行い、偉大な先輩の偉業を讃えるのだった。
補足情報や感想など
- スタートレック世界では2026年に第三次世界大戦が始まっている設定です。ですが2032年頃だとまだあまり激化してはおらず、NASAのミッションも行われていたようです。あと野球の結果を話題にしていましたが、2042年には大リーグ野球は廃止になります(年表参照)
- 宇宙の彼方で21世紀の地球の船に出くわすという、とても宇宙大作戦的なストーリーです。個人的には大変好きなパターンです
- セブンの心情の変化が、非常にベタな展開ですがとても分かり易くて感情移入しやすいです。宇宙開発の意義にも踏み込んでいて、古き良きSFの精神を感じます。こういうのでいいんです
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