スタートレック・ヴォイジャー:S4第9話「時空侵略戦争・後編」あらすじや感想など
シーズン4 第9話(通算77話)「時空侵略戦争・後編」”Year of Hell, Part II”のあらすじ
満身創痍のヴォイジャーでは、艦に残ったジェインウェイ達7人が奮闘を続けていたが、状況は一向に改善しないままだった。
捕らわれたチャコティとトムはアノラックスから取引を持ちかけられる。歴史改編でヴォイジャーを元に戻す代わりに、情報を提供しろというのだ。
トムは反発するが、チャコティはアノラックスに協力して信頼を得ていく。
だが無理な時空侵略を続けるアノラックスにより多くの種族が一瞬で消えていくのは、チャコティにも許容できるものではなかった。
アノラックスは彼の故郷、キアナ・プライムを蘇らせるのが望みだった。そこは彼の2度目の時空侵略の際に消えてしまい、それから何度繰り返しても蘇らせることが出来ないでいたのだ。
トムはアノラックスの部下オブリストと結託し、艦内で反乱を起こすことにする。同時に外からはヴォイジャーに攻撃してもらう手はずだ。
ヴォイジャーも近隣の種族と同盟を組んで時空侵略艦へと向かう。クルー達を避難させただ一人残った艦長は、死ぬ覚悟だった。
ジェインウェイの特攻で時空侵略艦は破壊され、アノラックスのこれまでの行動そのものが無かったことになった。
この約一年の出来事も無かったことになり、艦は平穏な航行を送っていた。
そしてキアナ・プライムには、家族と静かに暮らすアノラックスの姿があるのだった。
補足情報や感想など
- 結局のところ、アノラックスの個人的な欲求が泥沼の時空侵略を招いていたというのがポイントですね。これだけ多数の種族に迷惑をかけておいて、求めていたのは家族を取り戻すという極めて私的な欲求だったわけです
- オチは予想通りなのですが、あまりにもあっけなく終わるのでちょっと拍子抜けな感じはあります。時間ネタを多用するヴォイジャーらしい話ではあるのですが
- 最後にアノラックスが家族を取り戻すのも予想通りです。やや陳腐ではありますが、お話としてこのシーンはやっておかないといけませんよねぇ
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