スタートレック・ヴォイジャー:S2第16話「殺人犯スーダ」あらすじや感想など
シーズン2 第16話(通算32話)「殺人犯スーダ」”Meld”のあらすじ
機関部員ダーウィンの焼死体がコンジット内で発見される。
しかしドクターの見立てでは死因は撲殺だった。艦内で殺人事件が起きたことに上級士官達は動揺する。
元マキのクルーでベタゾイド人のスーダーが容疑者として浮上する。最初は容疑を否定するスーダーだったが、証拠が出ると彼はアッサリと犯行を自供する。
しかし論理的な動機がないことにトゥヴォックは納得が出来ない。
トゥヴォックが精神融合でスーダの心を探ったところ、スーダーは暴力的で破壊的な衝動が潜んでいる危険な人物であることが分かった。だが連邦の法では死刑にするわけにもいかない。
一方、トゥヴォックは精神融合の影響で暴力的な衝動に捕らわれつつあった。トゥヴォックの衝動は徐々に大きくなり、コントロールが出来なくなってしまう。
ドクターはトゥヴォックの感情抑制機能を一時的に抑え、衝動を全て吐き出させて治療しようとする。
治療はある程度の効果はあったものの、悪の心に囚われ暴言を繰り返すトゥヴォックにジェインウェイは強いショックを受ける。
その夜、トゥヴォックは医療室を脱走しスーダーを殺そうとする。
しかし結局殺すことは出来ず、スーダーの言葉に追い詰められて再び行った精神融合のおかげで精神の抑制が戻りはじめる。
トゥヴォックは回復へと向かい、スーダーは故郷に戻るまで自室に監禁されることになった。
補足情報や感想など
- 「羊たちの沈黙」的なサイコスリラー要素をいれつつ、死刑制度の是非などにも踏み込んだ一遍です。そこにバルカン人とベタゾイド人を絡める辺りは実にスタートレックらしいとも言えます
- スポックもそうでしたが、バルカン人は普段が超然とした態度をとっている分、たがが外れたときの演技は見物です
- スーダーというキャラクターの存在感が特筆もの。こんな強烈なキャラがよく今まで埋もれていたものです。当然ですが後の話でまた登場します
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