スタートレック・ヴォイジャー:S1第13話「幽体離脱」あらすじや感想など
シーズン1 第13話「幽体離脱」”Cathexis”のあらすじ
チャコティ副長とトゥヴォックはシャトルでイリダリア人との取引に出ていたが、その帰り道に通りかかった暗黒星雲で何者かに襲われる。
チャコティは精神エネルギーを吸い取られて脳死状態になっていた。要するに魂を抜かれた状態なのだ。
チャコティを救うため、ヴォイジャーは暗黒星雲へと向かう。
しかし星雲に向かおうとすると何者かにコースを変更される。ケスも艦内に奇妙な気配を感じるという。
ドクターの分析で、何者かがクルーの意識を乗っ取って操っている証拠が発見される。更に攻撃を受けてケスが昏睡状態に陥ってしまう。
あらゆる状況証拠からトゥヴォックが操られていると気づいたジェインウェイだったが、トゥヴォックはブリッジを掌握して艦を暗黒星雲へと進入させる。
トゥヴォックを乗っ取った異星人はコーマー人と名乗った。彼らはクルーの精神エネルギーを奪おうと画策していたのだ。
だが別の存在に乗っ取られたトレスがワープコアを放出したため、艦は立ち往生する。ヴォイジャーが暗黒星雲に向かうのを妨害していたのはチャコティの意識だったのだ。
ジェインウェイは隙を見てフラッシュスキャンをかけトゥヴォックからコーマー人を追い出したものの、艦はコーマー人達からの集中攻撃を受ける。
だがチャコティのおかげでヴォイジャーは暗黒星雲からの脱出に成功する。コーマー人達は星雲の外までは追ってこなかった。
ワープコアを回収し無事チャコティも意識を取り戻して、艦は旅を再開するのだった。
補足情報や感想など
- 異星人に乗っ取られるというのは定番展開の一つですが、サイコホラー的な演出で構成したのが上手いところですね
- トゥヴォックが怪しいのは序盤からすぐに分かりますが、それを邪魔するもう一つの存在が居たというのがミソです。その構図が分かってしまうと、正体がチャコティなのはすぐに予想が付きます
- 冒頭のホロデッキのストーリーと本編の関係が良く分からなかったので調べてみましたが、あのホロノベルはヘンリー・ジェイムズ著の「ねじの回転」とのことです(自分は未読です)
幽霊を題材にしたストーリーとのことですので、ちゃんと本編の伏線になっていたんですね - トゥヴォックの階級章がカットによって少佐だったり大尉だったりします。この話の撮影中から修正が行われたんですね
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