宇宙大作戦:S2第23話「細菌戦争の果て」あらすじや感想など
シーズン2 第23話(通算52話)「細菌戦争の果て」”The Omega Glory”のあらすじ
惑星オメガ4の軌道上で無人となったU.S.S.エクゼター号を発見する。
艦内を調査したところ、クルーは全て謎の細菌により結晶化して死んでしまったらしい。カーク達も感染してしまったのは間違いなかった。
エンタープライズへ戻るわけにいかず、残されていた医療記録の指示に従い惑星へ降りたカーク達は、エクゼター号のトレイシー船長と出会う。
この病気は惑星上にいる限り発症しないらしく、惑星上に残っていたトレイシー船長だけが生き残っていたのだ。
さらに不味いことに、トレイシーは艦隊の誓いを破ってこの星の戦争に干渉しているらしい。
村に住むコム族はヤンという部族と戦っていたのだが、トレイシーはフェイザーを用いてコム族に加勢していたのだ。
カークは事態を艦隊に報告しようとするが、トレイシーはカーク達を捕らえてしまう。
トレイシーの狙いはこの星にある不老長寿の秘密だった。コム族達の寿命は1000年にも達していたのだ。トレイシーはマッコイにこの秘密を研究させる。
カークはヤン族の捕虜と同じ牢に入れられるが、激闘の末、ヤン族が単なる野蛮人ではなく大昔の戦争で文明を失った種族であることを知る。しかし隙を見てヤン族の捕虜は脱獄してしまう。
マッコイの分析で、大昔に細菌戦争が起きていたことが分かる。そしてこの星の自然環境にはその細菌を中和する物質が含まれていることを突き止める。惑星上で過ごしたカーク達は既に病気が治っていたのだ。
一方、コム族とヤン族の戦いは、脱獄した捕虜の情報で待ち伏せしていたヤン族側が勝利した。
カーク達はトレイシー共々ヤン族に捕らわれるが、そこには合衆国の星条旗があった。この惑星は別の歴史をたどった地球そのものだったのだ。
カークはヤン族が大事に伝えていた合衆国憲法を読み上げ、平和に協力して生きることの意義を力説する。
カークの言葉を神の言葉と受け取ったヤン族は、平和に暮らすことを約束するのだった。
補足情報や感想など
- 日本での初回放送時は通算第48話にあたるエピソードです
- U.S.S.エクゼターの認識番号はNCC-1672、エンタープライズと同型艦です
- トレイシー船長が艦隊の誓いを破っていることに対してカークは批難しますが、どうみても「おまえが言うな」案件です(苦笑)
- 今回の犠牲者は上陸班のギャロウェイ少尉です
- 実はコミュニストとヤンキーの戦いだったという、冷戦当時の世相を反映したお話でした。かなり無理のある展開です
- トレイシーは逮捕されましたが、1対1の殴り合いでカークを圧倒するなどかなり強かったですね
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