宇宙大作戦:S2第14話「惑星アルギリスの殺人鬼」あらすじや感想など
シーズン2 第14話(通算43話)「惑星アルギリスの殺人鬼」”Wolf in the Fold”のあらすじ
惑星アルギリスで余暇を楽しんでいたカーク、マッコイ、チャーリーの3人。
チャーリーはダンサーの女性と店を出るが、店の外でダンサーの刺殺死体が見つかり、チャーリーが容疑者になってしまう。
ベンギスト市長が捜査にあたるが状況証拠はチャーリーに不利なものしかなかった。行政長官のジャリスは感情転移というこの星伝統の手法で真相を探ろうと提案する。
カークの方でも心理分析器を使ってチャーリーの記憶を探ることにし、トレーシー中尉がその任務にあたることになるが、トレーシー中尉もメッタ差しにされて死んでしまう。近くには気を失ったチャーリーしかいなかった……
ジャリスの妻シーボが巫女となって感情転移の儀式が行われる。シーボは真犯人を「ベラティス ケスラ レジャック」だと言うが、そのシーボもまた刺殺されてしまう。
エンタープライズのコンピューターで心理分析を行うことになったが、あまり進展は無かった。しかし「レジャック」が古い地球の殺人鬼「切り裂きジャック」のことだと判明する。
そして、ベラティスはライジェル4号星で発生した未解決殺人事件の容疑者、ケスラはデネブ2号星の未解決殺人事件の容疑者のことだった。
分析の結果、レジャックは恐怖の感情を栄養とするエネルギー生命体で、地球からずっと移動して来ているのではないかと予想された。
ライジェル4号星出身のベンギスト市長が有力な容疑者となるが、市長に取り付いていた「レジャック」は市長の体からエンタープライズのコンピューターに乗り移ってしまう。
スポックはコンピューターに円周率を無限に計算させて負荷をかけ、追い出されたレジャックは再び市長の体に戻る。
カーク達は市長を気絶させると、レジャックを転送機にかけて分子に分解して消滅させる。
かくして、チャーリーの殺人容疑は無事晴らされたのだった。
補足情報や感想など
- 日本での初回放送時は通算第36話にあたるエピソードです
- キャバレーでダンサーに鼻の下を伸ばすチャーリーが笑えます。そして自分に全く自信が持てなくなってしまうチャーリーはなんとも情けない……
- ベンギスト市長はライジェル4号星の出身。ライジェル4号星はシリーズでも良く名前が出てくる星です
- コンピューターの心理分析は単なる嘘発見器ですね
- 有名な切り裂きジャックは実は異星のエネルギー生命体だったという驚愕の展開です
- 恐怖を消す注射で陽気になったミスターカトー他クルー達の緩んだ顔が楽しいです
目次ページはこちら