新スタートレック:S5第1話「クリンゴン帝国の危機・後編」あらすじや感想など
シーズン5 第1話(通算101話)「クリンゴン帝国の危機・後編」”Redemption II”のあらすじ
クリンゴンの内戦は激化の一途を辿っていた。ウォーフはカーンと共に善戦するが、ガウロン側の劣勢は続いていた
ピカードはショーンティ提督に掛け合い、連邦艦隊でロミュランとクリンゴンの国境を封鎖することを提案する。デュラス側へのロミュランの援助を絶つのが目的だった。
国境封鎖のために船をかき集めたが人員が足りず、エンタープライズの士官が様々な船の指揮をとる。しかしサザーランドの臨時艦長となったデータは、ホブソン副長からの思わぬ反抗を受けて戸惑う。
タキオンビームで国境に網を張るエンタープライズの前に、シーラ司令官が指揮するロミュラン・ウォーバードが現れる。シーラはターシャの娘だった。
一方ウォーフは酒場でデュラス一派に捕らえられる。ルーサとベトール姉妹はウォーフを味方に引き入れようとするが、ウォーフが首を縦に振るはずもなかった。
ピカードはロミュランに罠を張ってロミュラン輸送船団をおびき出そうとする。シーラはそれを見抜き攪乱しようとすが、データが独断で取った策により輸送船団の存在はあらわになる。
ロミュラン船団は撤退し、デュラス側は補給をたたれて敗北する。しかしルーサとベトール姉妹は逃亡してしまう。
内戦は終息し、ガウロン政権が実権を握る。
ウォーフはデュラスの息子トラルを殺すよう命じられるが、それは自分のやり方ではないと拒否し、艦隊へと復帰するのだった。
補足情報や感想など
- 戦争をしていても酒場では敵味方無く酒を飲むというのは、いかにもクリンゴンらしい感じがします
- シーズン3第15話「亡霊戦艦エンタープライズ”C”」で過去に行ったターシャがロミュランの捕虜となり、ロミュラン人との間に生まれたのがシーラ司令官です
- ターシャを過去に送り出したのは別の時間軸のピカードであるため、現在の時間軸のピカードはそのことを一切認識していません。でもエル・オーリアン人のガイナンはそれを理解しています
- データの命令違反をピカードは逆に評価しますが、ここはちょっとできすぎな気がします。データも事が終わるまで全く説明しようとしませんし
- かなり駆け足展開の上に、ターシャの件やデータの臨時艦長などのエピソードを詰め込んでいるので、前編同様ダイジェスト感が強くなってしまっているのが残念です
- ウォーフはもう純粋なクリンゴンとしては生きられないのだなぁ、ということが痛いほど実感できるお話ですね
- ターシャとシーラの吹き替えを担当している沢海陽子さんはVOYではセブン・オブ・ナインの声を担当されています。個人的には「エージェント・オブ・シールド」のメイ姉さんでも馴染みがあって大好きな声優さんです(モデルグラフィックス誌でもコラムやってらっしゃいますし)
- 逃亡した”デュラス姉妹”は今後もちょくちょく出てきますが、最後には劇場版「ジェネレーションズ」にてエンタープライズに挑みます
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