新スタートレック:S3第2話「移民の歌」あらすじや感想など
シーズン3 第2話(通算50話)「移民の歌」”The Ensigns of Command”のあらすじ
連邦と111年間接触のなかったシャリアック星系からメッセージが入る。
彼らの領土であるタウ・シグナ5号星に人間がいるため、即刻退去せよというのだ。だがその星は放射線が強く人間が生きられるような星ではないはずだった。
放射線が強く転送が使えないため、データが単独で上陸調査に向かう。
問題の星には92年前に行方不明になった移民船アルテミス号の子孫達が住んでいた。生存者は1万5253人もの数がおり、放射線に対応して立派な街を築いていた。
データは住民の説得を試みるが、街のリーダーゴシュベンはデータの言葉に耳を貸さなかった。
シャリアックは人間を取るに足らない存在と考えており、3日後に彼らの移民船が到着したら住民達は皆殺しにされてしまうのだ。
だが艦隊の輸送船が到着するまでは3週間かかる。エンタープライズは時間を稼ぐためシャリアック移民船との交渉に向かう。
条約を盾に移民を強行しようとするシャリアックに対し、ピカードも条約の抜け道を利用し、3週間の時間を稼ぐことに成功する。
データは街の女性マージョリーの協力の下で説得を続ける。そしてフェーザーの威力を見せつけることで危機を現実として受け入れさせ、住民達は退去を承諾する。
ピカードはデータの任務成功をたたえると共に、データにも”心”が芽生えてきていることを喜ぶのだった。
補足情報や感想など
- ゴシュベンとシャリアックのどちらも頑固で融通が利かない相手として描かれますね。それぞれをデータとピカードがやり込めるという対比になっていました
- シャリアックに対して優位に立ったときのピカードが小姑みたいに埃を拭うシーンが面白すぎました。交渉で機転を利かせて状況をひっくり返すのはピカードの真骨頂ですね。実に痛快です
- 一方データの方はひとときのロマンスなんてものもあったりしつつ、データらしい描写をこれでもかと詰め込んでいました。
- ピカードとデータの対比を見ていると、ピカードの思想がデータの成長に及ぼした影響の大きさが実感できます
- 年代からすると、連邦がシャリアックと条約を結んだのはパイク船長がエンタープライズを指揮していた頃の出来事ですね。パイク船長の新シリーズでその辺が描かれたりしないかしら?
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