【創彩少女庭園】髪や服に陰影を付けて塗装していきます
創彩少女庭園 佐伯リツカさんを作るよ(その6)
今回は成形色を生かしつつ、陰影をグラデーションで付けていきます。エアブラシを使った細かい塗装作業の出番です。
まず取りかかったのは服まわりから。
スカートやシャツの影になるところにシャドウ塗装をしていきます。イラスト的な手法で少し強めに影を入れていこうと思います。
スカートのラインはそのまま生かしたかったので、先にホワイトラインにはマスキングをしておきました。
その上で0.2mm口径のエアブラシを使い、エア圧を抑えて超細吹きで色を乗せていきます。
シャツの方も同様に影になる部分を考えながら色を置いていきます。
こんな感じになりました。
使用した色は、スカートはブルーグレーをクリアーで割ってかなり薄めに希釈した物。白シャツの方はすみれ色を同じくクリアーで割って薄めに希釈した物です。
一通り吹き終わったら、塗面保護のために光沢クリアーを吹いておきます。
同様の手法で髪の毛パーツの方も影色を置いていきます。こちらはクリアーオレンジを薄く溶いた物を、やはり0.2mm口径のエアブラシで吹いています。丁寧にやると結構時間がかかるので大変です。
そのあと三つ編みパーツについてはリボン部分をレッドで筆塗りしておきました。はみ出した部分の修正がやりやすいように、このレッドにはエナメルカラーを使っています。
こちらも塗装が終わったらクリアーを吹いて塗面を保護しておきます。
なかなかいい感じです。
この手の作業をやるときは、接続部の穴や軸をちゃんとマスキングしておかないと、塗装した後で組み立てるときに困ったことになるので、そこは手を抜いてはいけません。
私の場合軸にはマスキングテープを巻いておき、穴の方にはランナーなどを差し込んで塗料が入り込まないようにしています。
それでも塗料が入り込んでキツくなってしまうことがあるので、そういう箇所は乾燥してから丁寧に削ってやります。
ついでにバッグも塗っておくことにします。今回は全体をフラットブラウンで塗った後にガンダムマーカーのリアルタッチブラウンで汚しを入れ、エナメルカラーでバックルを筆塗りしておきました。細かい塗装があるので視力的に厳しいです。
一通り塗ったら、こちらはやや光沢寄りの半光沢クリアーでコートすることにしました。革製のバッグなら少しツヤがあった方がそれっぽいですからね。
さあ、いよいよ完成が見えてきましたよ!
仕上げのつや消しクリアー吹きを大雨が来る前に出来るかどうか、時間の勝負になって参りました。