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スタートレック:プロディジーの暫定的な感想を始めました
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スタートレック:プロディジーS1第4話「ドリームキャッチャー」あらすじや感想など【暫定】

10. プロディジー(PRO)プロディジー

(以下、ストーリーのネタばれを含みます)

第4話「ドリームキャッチャー」”Dream Catcher” のあらすじ

ダル達はディバイナーの追跡から身を隠しつつ、ホロ・ジェインウェイの指導で宇宙船の航行技術を学んでいた。ダルも艦長として日誌を付け始める。

そんな折、センサーがヒロージェン星系に未知のMクラス惑星を発見する。彼らは艦隊の規定に基づいてその惑星の調査に赴くことにする。だが初の上陸任務に大興奮した彼らは、任務そっちのけで思い思いの方向へ探検に出かけてしまう。

一方、グウェンは念動性金属を操作して拘束室からの脱出に成功。さらにブリッジのコマンドを操作してプロトスターの権限を掌握してしまった。彼女はディバイナーに連絡を取ると、ダル達を残して船を発進させようとする。

しかし植物しか無いはずの惑星で次々と奇妙なことが起き始めた。

実はこの惑星はそれ自体が一つの生物だった。来訪者の欲望を読み取り、植物による擬体や幻覚を使って来訪者を捕らえると、養分として食べてしまう殺人惑星だったのだ。

命からがら植物から逃れたダル達は船へと急ぐが、プロトスターもまた植物の触手に捕らえられ……

情報を整理してみる

  • 今回の舞台はヒロージェン星系! ヒロージェンはヴォイジャーの中盤から後半にかけて登場した敵対種族で、狩猟を中心とした文化を持っています。メタ的に言うとプレデターのパロディ種族です(苦笑)デルタ宇宙域ではボーグに次ぐ勢力でかなり広い領域で活動しています。
    ヴォイジャーは彼らに全滅寸前まで追い詰められたこともありますし、スタートレック:ピカードによると連邦領域に現れたこともあるようです
  • ちなみにヒロージェン星系の位置は過去作でも今回でも明確には描かれていません。おそらくベータ宇宙域に近い位置だろうとは思うのですが
  • Mクラス惑星というのはスタートレックでは頻出の用語です。地球と同じような生命に適した惑星を指します
  • ディスラプターというのはフェイザーと同様の光学兵器ですが、フェイザーより強力で残虐性が高いことから連邦では使用されていません。使用する主な種族はロミュラン、クリンゴン、ブリーンなどが挙げられます
  • ランナウェイというオフロード車が初登場。前回の恒星脱出の際に捨てられてなかったんですね、よかったよかった
  • グウェンの使っていた形を変える金属は、直接触れていなくてもテレパシーで操作できるようです
  • グウェンは多数の言語だけではなく、宇宙船の操作や天体物理学、情報技術などもディバイナーから教育されていたとのこと
  • ジェンコムが語っていた「テラライト冬眠船」についてはもう少し後のお話で説明があります

今回の感想

調査に訪れた惑星が殺人惑星だったという、なんともアナクロな展開が最高ですね! 凄く「宇宙大作戦」っぽい!!

冒頭も「艦長日誌…」のナレーションから始まるし、たった4話目にして完全にスタートレックの定番フォーマットに乗っかってきてましたよ。素晴らしい!

冒険に出かけようとするダル達を見守るホロ・ジェインウェイが母親目線になってきているのは微笑ましいですね。

今回のポイントはダルとグウェンでしょう。

両親との再会を望んでいるのにその姿すら全く記憶にないダルと、父が居ても彼からの愛情が決して得られないと知っているグウェンが対比になっていますね。どちらも愛情を求めつつそれが得られないというのは共通で、やはりこの2人は似た存在なのだと分かります。状況が違えば友達になっていただろうと言っていたのは、まさにその通りなんでしょうね。

グウェンは今のところはまだ敵役ですが、何だかんだでプロトスターからシャトルで脱出するときにマーフを助けてくれてますし、順調に仲間になる準備を固めている感じです。

ただダルの方はといえば、1人でランナウェイ持ち出して遊びに行っちゃったり、肝心なときにコムバッジを置きっぱなしにしてジェインウェイからの通信を受けられなかったりと、前回同様に迂闊で未熟なところが目立つため、キャラの魅力という点ではまだイマイチという感じがします。

あとジェンコム君さあ、宇宙服のヘルメットでシチューをよそうのは止めようよ(苦笑)

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