【ST関連作品】宇宙探査艦オーヴィル:S3第6話「トゥワイス・イン・ア・ライフタイム」あらすじや感想など
(文中にネタバレを多数含みます)
シーズン3 第6話(通算32話)「トゥワイス・イン・ア・ライフタイム」”Twice in a Lifetime”のあらすじ
以前開発されたアロノヴ装置が改良され、タイムトラベルが可能となった。
万が一悪用されれば大変なことになる発明のため、研究成果はサビク3宇宙基地で厳重に保管されることになった。
しかしオーヴィルが護衛艦隊と共に到着すると、サビク3はケイロンによって破壊されていた。
ケイロンの攻撃で大打撃を受けつつもなんとか脱出したオーヴィルだったが、誤作動を起こしたアロノヴ装置のためにゴードンが過去へ飛ばされてしまう。
ゴードンが過去から送信していた通信をキャッチしたオーヴィルは、2015年へ飛んで彼を救出しようと試みる。
なんとかタイムトラベルに成功したオーヴィルだったが、到着したのは2025年。しかも帰還に必要なダイソニウムも使い切ってしまっていた。
上陸班は2チームに分かれ、エドとケリーはゴードンを探しに、アイザックとバーク少尉はダイソニウムの採掘任務へと向かう。
だが再会したゴードンはこの時代にすっかり順応しており、未来に戻る気はないという。彼はローラと結婚し幸せに暮らしていたのだ。
未来へ帰ることを頑なに拒否するゴードンを見て、エドはこの時代の彼を連れ帰ることをあきらめる。
そしてアイザック達が入手したダイソニウムを使い、オーヴィルは2015年へと飛んだ。
まだ家族を作る前のゴードンは迎えが来たことを喜び、彼と共にオーヴィルは未来へと戻っていくのだった。
補足情報や感想など
- ゴードン役のスコット・グライムス氏はやはり歌が上手いですね~(役者だけでなく歌手としても活動されてます)
- 今回はシーズン2第11話「過去との通信」と大いに関連があるお話です
- アロノブ装置はシーズン1第1話「古傷」でアロノヴ博士が研究していた物。条件付きとは言えついにオーヴィルが時間航行出来るようになってしまいました
- 今回はかなり王道を行くタイムトラベル物です。こういう話は大好きです
- オーヴィル世界の時間改変についての考え方はSFとしてはかなり分かりやすく筋が通っていますね。亜光速飛行によるウラシマ効果で未来へ戻るというのも素晴らしいです。可視光線が青方変異と赤方偏移を起こしてるのも芸が細かい
- ゴードンが過去に送られたことで改編された歴史では、彼は2068年に死亡したと記録されていました
- 21世紀のゴードンがトヨタ車に乗ってるのはちょっと笑いました。結構いい暮らしをしているようで、やはり未来の知識は役立ってるんでしょうね
- パンデミック、と言っていたのはやはりコロナのことなのでしょうか
- 一方でアイザック&バーク少尉の珍道中も、いかにも時間物らしい楽しさがあってとても面白かったです
- とは言え、ゴードンが苦労して掴んだ家族との幸せが、ストーリー上はどう転んでも失われる運命にあることは序盤で予想出来てしまいます。とても切ないストーリーになってしまいましたね……
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