【ST関連作品】宇宙探査艦オーヴィル:S3第4話「ジェントリー・フォーリング・レイン」あらすじや感想など
(文中にネタバレを多数含みます)
シーズン3 第4話(通算30話)「ジェントリー・フォーリング・レイン」”Gently Falling Rain”のあらすじ
クリルでは最高議長選挙が迫っていた。だが連合との和平条約反対派が勢力を伸ばしており、その代表テレヤへの支持は熱烈なものだった。
一方クリル代表団は地球で和平条約の詰めを行っていた。クリルのコーリン最高議長は選挙での再選を疑わず、楽観的な様子だった。
最終的な条約締結はクリルの首都惑星ダラコスで行われることになり、政府要人の送迎にはオーヴィルが指名された。
連合の人間として初めてダラコスへと赴いたエド達は、発展した都市の姿に圧倒される。
だが会談の最中、選挙の形勢が逆転しコーリンは最高議長の座を追われ逮捕されてしまう。エド達代表団も拘束され軌道上のオーヴィルも攻撃を受けるが、オーヴィルはからくも離脱する。
最高議長に就任したテレヤはコーリンを処刑し、その権力を確かな物とした。
テレヤは代表団の処刑も宣言し、連合との対立姿勢をあらわにする。
一方エドは謎の一団によって密かに連れ出され、一人の子供に引き合わされる。それはエドとテレヤの娘アナーヤだった。テレヤは密かにエドの子を産んでいたのだ。
エドは平和共存派と協力してテレヤの説得を試みることにするが、彼女の意思は固かった。
説得に失敗し処刑が実行されようとする中、惑星連合の救出艦隊がダラコスを急襲する。混乱の中、代表団はジョンとドクターフィンによって救出された。
無事地球へと帰還したエド達ではあったが、条約は白紙となり、今後の情勢は全く見えなくなった。
そして難しい立場となる娘のことを思い、エドは心を痛めるのだった。
補足情報や感想など
- 冒頭に追悼メッセージの入るリサ・ベインズさんは今回から登場するバラスク上院議員役の方です。シーズン3の撮影終了後に他界されたとのことです。ご冥福をお祈り申し上げます
- エドと関係の深いクリル人女性のテレヤが再登場です。反政府派の代表にのし上がっています
- 地球のシーンでゴールデンゲートブリッジ(っぽい橋)が登場するところは画面の構図もスタートレックまんまですね(苦笑)
- タラ・キヤリ大尉が少佐に昇進しました
- アルクザン大統領役のブルース・ボックスライトナー氏は ”トロン” や「バビロン5」のシェリダン司令官役の方ですね。特別ゲストとのことです
- ねつ造された映像による世論の操作とか、現実の動画配信ネタなどをしっかり取り入れており、いかにも今風のSFドラマという感じです
- 首都星の都市描写は「ブレードランナー」の影響が強いですね。あとカーチェイスシーンとかは「トロン」も入ってますな
- エドとテレヤに娘がいたという驚きの展開。とはいえ対立する2種族のドラマを描く場合、混血児の登場は定番中の定番ですね
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