【ST関連作品】宇宙探査艦オーヴィル:S3第1話「エレクトリック・シープ」あらすじや感想など
(文中にネタバレを多数含みます)
シーズン3 第1話(通算27話)「エレクトリック・シープ」”Electric Sheep”のあらすじ
オーヴィルは地球軌道上の造船所で大規模な整備作業を行っていた。
一方、艦内のクルー達の中には、ケイロン人であるアイザックに対する反感が広まっていた。ケイロンとの戦いで友人や家族を失った者が多いためだ。
特にU.S.S.クインビー号から転属してきたバーク少尉はその態度を隠さず、波紋を広げていく。
さらにドクターフィンの息子マーカスまでアイザックに対する反感から艦内で問題を起こす。親しい友人だったはずのマーカスから明確な拒絶の言葉を受けたことで、アイザックは自らを機能停止させてしまう。
アイザックの”自殺”は、ドクターフィンや多くのクルー達にショックを与えた。
その自殺は徹底しており、もはや再起動は不可能かと思われたが、ジョンが再起動の方法を発見した。しかしそれを行うにはバーク少尉の持つ技術が必要だった。
だがバーク少尉は艦長からの協力要請に反発する。彼女は頑なにアイザックの再起動に反対した。
命令違反で職務を解かれたバーク少尉ではあったが、マーカスと話したことで考えを変えた。アイザックを憎む気持ちは変わらないものの、まだ幼いマーカスに心の傷を負わせないために、再起動への協力を決めたのだ。
作業は成功し、アイザックは生還した。
あくまでクルー達の効率を考えて自分を排除しただけだと主張するアイザックではあったが、アイザック本人にとって、そして周囲の人間にとっても、心情的な変化は確実に広がっていくのだった……
補足情報や感想など
- アメリカでの放送からあまり間を置かずに日本でも見られるのがありがたいです。吹き替えが無いのは仕方ないですけどね
- 新しいオープニングが凄く綺麗な映像でカッコイイです、素晴らしい
- エレクトリック・シープ、つまり「電気羊」といえば「ブレードランナー」の原作タイトルとして有名です。となれば、今回がアイザックに焦点をあてるエピソードなのはすぐにピンときますね
- ヤフィットの声優を担当していたノーム・マクドナルド氏が2021年に他界されており、冒頭に追悼メッセージが入ります。ご冥福をお祈り申し上げます
- 新キャラのチャーリー・バーク少尉が大変キュート! 一方でアイザックに対するキツい態度も大変印象深いです。新キャラの登場としては見事な掴みですなぁ
- 新型戦闘機”プテロドン”がオーヴィルに配備されました。艦上戦闘機というのはスタトレにもなかった要素ですね
- 新シーズン初回と言うことでビジュアル的な見所は多く用意されているのですが、全体としては心理描写が多めでビックリするほど地味なスタートでしたよ
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