【ST関連作品】宇宙探査艦オーヴィル:S2第9話「ケイロン星 後編」あらすじや感想など
シーズン2 第9話(通算21話)「ケイロン星 後編」”Identity, Part 2”のあらすじ
ケイロンの総督は捕らえたオーヴィルのクルー達を殺さず、連合の艦隊を油断させるための”おとり”として使おうとしていた。
クルー全員を人質に取られエドはやむを得ず彼らの指示に従うが、密かに通信に含めた暗号は見破られてしまい、総督はエドへの罰として少尉を一名処刑する。
その無意味な殺人の光景はアイザックに疑問を抱かせた……
一方ケリーは事態打開のため、現在地から最も近く強力な勢力……クリル人に助けを求めることを考える。
ヤフィットの手に入れたレーザー銃で反撃に成功したエド達は、格納庫を取り戻しケリーとゴードンの乗ったシャトルを送り出す。
同時にタイとヤフィットは地球へ危機を伝える通信を送るが、タイは捕まってしまった。総督はアイザックにタイの処刑を命じる。
だがアイザックには出来なかった。
反旗を翻したアイザックは総督を破壊し、電磁パルスを使って艦内すべてのケイロンを停止させる。自分自身も停止することを承知の上での行動だった……
なんとか追っ手を巻いたケリー達はクリル領内で彼らに拿捕される。クリル人はケリー達の話を信じてはくれなかったが、出現したケイロン戦艦が襲いかかってきたことで状況は変わる……
地球圏では通信を受けて集結した連合艦隊と、ケイロン艦隊の間で熾烈な戦いが始まっていた。
連合は圧倒的に劣勢だったが、ケリーがクリル艦隊を引き連れて現れたことで形勢は逆転。ケイロン艦隊は撤退していく。
連合艦隊の被害は大きかったが、ケイロンという共通の敵が出来たことでクリルとの和平の道が見えてきた。
また戦いの中でケイロンロボットの構造を理解したヤフィットは、アイザックの再起動に成功する。
だが同胞を裏切ったアイザックは、もう二度と故郷に帰ることは出来ない。
エドは提督を説得し、アイザックを奴隷や道具としてではなく”仲間”として、引き続きオーヴィルで任務に就かせることにするのだった。
補足情報や感想など
- 地球に侵攻する機械生命VS連合艦隊というわけで、スタートレックで言うなら「ウルフ359の戦い」を彷彿とさせます。大きく違うのはケイロン艦がボーグキューブほどには圧倒的に強くないことですね(苦笑)
- エドに対する罰として名もなき少尉が犠牲になりますが、制服が赤色だったのはお約束すぎて笑えます
- なにげにオーヴィルでの「ジェフリーチューブ」は初登場ですね
- 「Just a walk in the park, Kazansky!」ってトップガンネタが(苦笑)そこを「チョロいぜアイスマン!」って意訳してたのは評価します
- やはり見所は大規模な艦隊戦! これ程の映像は本家スタートレックの方でもなかなか見られませんね。元々はこれを第1シーズンのクライマックスにする予定だったそうです
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