【ST関連作品】宇宙探査艦オーヴィル:S2第14話「正しい選択」あらすじや感想など
シーズン2 第14話(通算26話)「正しい選択」”The Road Not Taken”のあらすじ
7年前のケリーがエドからのデートの誘いを断ったことで、2人が結婚することはなくなった。
それによりエドはオーヴィルの艦長にはならず、アイザックがケイロンを裏切ることもなくなったため、ケイロンによる有機生命体絶滅計画は成功しつつあった。
地球は壊滅して死の星となり、今や銀河の90%はケイロンの支配下なのだ。
この荒廃した世界で生き延びていたエドとゴードンは、逃走中に略奪船に捕まってしまう。だがその船にはケリーを始め旧オーヴィルのクルーが乗っていた。
そのケリーは7年前に歴史を変えてしまったケリーなのだ。
本来の歴史を知る彼女は、その修正のため過去の自分の記憶を消そうとしていた。
反ケイロンの地下組織から記憶消去に必要な特殊なプロテインを入手した彼らは、一路地球へと向かう。過去へ行くためには、マリアナ海溝の底に沈んだオーヴィルの中にあるアイザックの装置が必要なのだ。
発見したオーヴィルはまだ機能を維持しており、艦内にはボータスが一人生き残っていた。
応急修理を終えオーヴィルは再び宇宙へと発進する。
ケイロンのネットワークからアイザックの知識データを入手して、彼らは時間移動を実行に移す。ドクター・クレアを過去へ送り込むのだ。
だがネットワーク接続によりケイロンに艦の位置を知られ、ケイロン艦がオーヴィルへと迫ってきた。
オーヴィルはケイロンの攻撃により破壊されてしまうが、その寸前クレアは時間移動に成功した。
未来から戻った直後のケリーの前にドクター・クレアが現れる。
クレアが今度こそちゃんと記憶を消すための処置を行うと、その瞬間ドクター・クレアの姿は消滅し……
補足情報や感想など
- 変わってしまった時間軸を修正するために奮闘するという、スタートレック:ピカードのシーズン2と思いっきりネタの被った内容です
- もちろん時間物特有の矛盾点はこの作品にもあるのですが、ぶっちゃけた話ピカードの方よりも理屈がしっかり通っており、展開もスピーディで面白いです。ピカードの方の脚本家の方々には見習って欲し(以下略)
- ここにきてアララの再登場は嬉しいですねぇ。この時間軸ではシミュレーターを使った高重力治療を受けているようです
- デートを1回断ったことで人類絶滅へと歴史が変わってしまうというのは、時間テーマのSFらしくて実に面白いですねぇ
- 雪原での追撃戦やブラックホールへの突入、滅んだ地球と砕けた月、さらに深海での捜索など、舞台が次々と変わってビジュアル的な見所も大変多いエピソードでした。まさにシーズンラストにふさわしい出来でしたね。これだけ良質な作品が日本ではマイナーなままなのが実に惜しいです。
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