【ST関連作品】宇宙探査艦オーヴィル:S1第10話「知られざる恐怖」あらすじや感想など
シーズン1 第10話「知られざる恐怖」”Firestorm”のあらすじ
プラズマ嵐に巻き込まれたオーヴィルは多大な損害を受けてしまった。
機関室で壁の下敷きになったペイン大尉を救おうとするアララだったが、一瞬炎に竦んでしまったことで対応が遅れ、彼は死んでしまう。
責任を感じたアララは精神的に落ちこみ辞職を申し出る。だがエドはそれを却下し、しばらく休暇を取るよう言い渡す。
故郷の両親と話した彼女は、生後間もないころに火事を体験していた事を知った。そのせいで炎に対してトラウマを持ってしまっていたのだ。
落ちこむ彼女の前に、今度は奇妙なピエロの幻覚が現れる。
自分がおかしくなったと考えるアララだったが、記録を調べるとピエロは幻覚ではなく確かに映像記録に残されていた。
何者かが艦に侵入していると考えたエドは探索を開始。再びピエロと遭遇したアララは戦闘の末これを倒すのだが、その後も艦内の異常事態は収まらない。
エドはクルー全員が精神攻撃を受けている可能性を疑うが、肝心のドクター・クレアが真っ先に精神異常に陥って正気を失ってしまい、状況は混乱していく。
やがて蜘蛛の怪物にゴードンが食われ、クルーも次々と姿を消していく。アララは単身で状況に挑むのだが……
と、そんな彼女を見つめているエド達がいた。
実はアララはホロデッキの中に居たのだ。彼女は自らの記憶を消して、自らの意思でこのシミュレーションに挑んでいたのだ。
この過酷で困難な状況を乗り越え、ついに彼女は炎に対する恐怖を克服する。
ようやく自信と落ち着きを取り戻した彼女は、安らかな眠りにつくのだった。
補足情報や感想など
- ボクシングの練習シーンはアララも周りの人達も全然パンチに腰が入って無くて、とてもへっぽこです
- アララのお父さんはVOYのホロドクター役、ロバート・ピカードさんじゃないですか! 細かい仕草とか演技のクセがいつもどおりです!
- 今回は全体的にサイコホラー仕立てで面白かったです。割とキング作品風味の演出が多かったですね。通路に立つピエロとかは「シャイニング」の双子のシーンを思い出しましたわ。ドクター・クレアなんかミザリーっぽかったですね。怖いよりもむしろ笑ってしまいました
- ゴードンが食われちゃう辺りで「ああこれは現実じゃないな」というのが明確になってしまいました。メインキャラが死んじゃう場合、ネタのパターンは大体決まっています
- ホロデッキオチを最後に持ってくるのではなく、その前にバラしてからクライマックスに入るという構成にはちょっと驚きました。ホロデッキを俯瞰するビジュアルも新鮮で、今回は色々と工夫が感じられました
オーヴィルの目次ページはこちら