【お嬢】やっと瞳のデカールまで辿り着いた【アリス・ギア綾香お嬢を作る】
アリス・ギア・アイギス 一条綾香を作るよ(その5)
難関の盾の塗装は乗り越えましたが、パーツが多くて地味な作業が続きます。
手のPCVパーツは念入りにパーティングラインの処理。
ホビージャパンエクストラの記事でこのパーツの処理にプロの方が5時間くらいかけてるようなことが書かれていましたが、プロでもそんなにかかるのです、手の遅い私はもっとかかります……
私の場合はもう最初は目の粗い紙やすり(180番くらい)でガシガシ削っちゃいます。当然表面が荒れまくりますので、これをツールクリーナーで溶かして均して、それからプライマーを筆塗り、さらにアクリジョンベースレッドの下塗りと進めてます。結構手間がかかります。
後はこの上から本塗装ですね。
アクリジョンでABSの下処理
肘や膝などの可動部はABSパーツが多く使われており、例によって塗装派には厄介です。
下処理無しに塗っても割れないときは割れないのですが、割れるときはあっさりモロッと崩れます。
安全策をとるなら下処理はやはり必要でしょう。
で、最近はアクリジョンベースカラーを水で薄めに溶いて、筆でパーツにシャバシャバと塗ってプライマー代わりにして下地にしています。筆と水で出来るので作業が楽です。
あまり水で薄めすぎるとパーツにはじかれてしまうのですが、程々に薄めると適度に乗ってくれます。薄くするのは塗面を厚くしたくないからです。
以前モデルグラフィックスのクレオス特集の中でアクリジョンの担当の方が
「シャバシャバに薄めることで薄く塗り重ねたり流し込みといった使い方も出来る」
とおっしゃっていたため、こういう使い方も出来るんじゃないかと試してみたら結構有効だったので常用しています。上手い具合にパーツにアクリジョンの樹脂が入り込んでケミカルクラックを防いでくれているようです。
今のところこの処理で塗装をして、ABSに破損が出たことはありません。
関節部はデザイン的にも強度的にも後ハメ加工は厳しいので、
- 関節のパーツを先に組んで合わせ目処理をして塗装
- 次のパーツを組み付けて合わせ目を消して塗装
という正攻法の手順を地道にやります。勿論、塗装面がこすれて削れないようにクリアランスも調整です。
瞳のデカールを貼るぞ
ようやく肌色の塗装まで来ましたので、瞳のデカール貼りを行いました。
肌色は前回の愛花ちゃんと同様にラスキウスですが、愛花ちゃんに比べて赤味が強い肌色という設定のようですので、シャドウ色のペールレッドを強めに吹いて赤味を増すようにしてみました。
秋葉原のコトブキヤで購入したおかげで特典のタンポ印刷無しパーツを頂いていますので、これを使って塗装とデカール貼りを行います。
前回の愛花ちゃんに付属のデカールのうち使わなかったものを利用してこんな表情を作ってみました。イメージとしては「素人は黙っとれ……」です(苦笑)
閉じた目は愛花ちゃんの泣き顔デカールから涙の部分を切り取って使いました。眉は綾香ちゃんの物を組み合わせてます。
瞳のデカールは今回も割とドットが見える印刷のため処理をしてやりたい所なのですが、エナメル筆塗りはやはりちょっと苦手です。前回はそれでもやりましたが仕上がりは正直イマイチでした。
そこで今回はまた別の方法を考えているのですが、その辺はまた次回に。