スタートレック・エンタープライズ:S4第21話「テラ・プライム・後編」あらすじや感想など
シーズン4 第21話(通算97話)「テラ・プライム・後編」”Terra Prime”のあらすじ
パクストンの脅迫と犯行声明により地球には混乱が広がり、惑星連邦結成の会議どころではなくなってしまった。
バーテロン・アレイは艦隊本部を攻撃目標に定め、異星人退去の期限は刻々と迫る。
アーチャー達は火星に墜落する彗星を利用してパクストンの宇宙船への潜入を計る。セクション31の協力で判明したセンサーの盲点を突いて、シャトルは地上への降下作戦を行う。だがシャトルにはテラ・プライムの工作員による破壊工作が施されていた……
一方トゥポルとトリップは2人の遺伝子で作られた赤ん坊に対面する。クローン技術で作られた娘ではあったが、2人には愛すべき娘だった。だがトゥポルは娘が病気であることに気付く。
またトゥポルは、パクストンがタガート症候群という病気に苦しんでいることも見抜く。この病気の治療法は地球にはなく、パクストンはライジェル星の医療技術を使って生きながらえていたのだ。
メイウェザーの巧みな手動操縦でなんとか着陸に成功したアーチャー達は基地に潜入した。わずかに力及ばずバーテロン・アレイは発射されてしまうものの、照準がズレていたおかげで被害は出ずに済む。
そして激しい銃撃戦の末パクストンは拘束され事件は終息した。だがその影響は大きかった。
トゥポルとトリップの娘は命を落とし、2人は悲しみに暮れる。
惑星連邦の結成はもはや不可能になったかと思われた。
しかし共に未来へ進み続ける意義を切々と語るアーチャーの言葉は全ての種族の心に響き、会議は継続されることとなった。まだ詳細の合意には何年もかかるだろう。
道は長い。だが最後のフロンティアはここから始まるのだ……
補足情報や感想など
- あと一話残っていますが、今回のエピソードが「スタートレック:エンタープライズ」というシリーズの実質的な最終回です(アメリカでの本放送時は次の最終回も同じ日に放送されました)
- 火星にカール・セーガン氏の石碑が建てられているというのは感慨深いですね(セーガン氏は1960年代にテラフォーミングの理論を提唱された方です)
- 会議のシーンで見慣れない異星人が多数登場しますが、特に名称の決まっていない異星人も多いです。ズインディ毛長族みたいな人もいますが、ズインディが参加してるわけではなくメーキャップの使い回しだそうです(えー)
- これまでの経緯もあるので機関部のケルビーはとても怪しかったのですが違いました
- ベルトのピンを使って拘束室から脱出するトリップがマクガイバーっぽいです
- 最後の演説は実にアメリカ的ですが、シリーズのまとめとしては大変納得のいくラストでした
- 願わくばシーズン7まで続けて惑星連邦設立の演説で締められれば良かったのでしょうが、それが出来ないため若干スケールダウンしつつも今回の演説に落とし込んだ、という感じなのでしょう。と言ってもテーマとしては全くブレていないので十分に良い出来だと思います
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