スタートレック・エンタープライズ:S4第11話「死の観察者」あらすじや感想など
シーズン4 第11話(通算87話)「死の観察者」”Observer Effect”のあらすじ
惑星の調査から帰還途中のトリップとホシの2人は、急激な体の不調を訴える。
どうやら何かの病原体に感染してしまったらしい。2人は隔離されドクターが原因調査を急ぐ。
その様子をリードとメイウェザーが観察していた。彼らの様子は明らかに普段とは違っていた。
トリップ達の病状は刻々と悪化していく。ドクターが原因のウイルスを発見したものの、それはシリコンベースの病原菌で、炭素ベース生命の人類には致命的だった。
リードとメイウェザーに乗り移っている異星人は、危機に陥った際の地球人の反応を観察していたのだ。これまでも数多くの種族を観察してきた彼らにとって、地球人の反応は取り立てて珍しいものではなかった。
しかし観察のため彼らを見殺しにすることについて、彼らの間に論争が起きる。彼らは治療法を持っているのだ。その論争を目撃したドクター・フロックスは異星人の存在に気付くが、彼らに出合ったという記憶は消されてしまう。
やがて病状は悪化しホシは死んでしまった。必死で治療しようとしたアーチャーも感染し、トリップも虫の息となる。
そこに異星人達がホシとトリップの体に乗り移って現れた。ただ傍観するだけという彼らの態度にアーチャーは激昂する。そして他者への共感や思いやりについて訴える。
その言葉に心を動かされたオルガニア人達はアーチャー達を治療してくれた。
ホシも生き返り3人とも健康を取り戻す。
だが記憶を消されたアーチャー達は、何が起こったのか分からず戸惑うばかりなのだった。
補足情報や感想など
- エンタープライズでカーデシア人が言及されるのは初めてです
- ガムテープとナイフだけでエンジン直すとか、マクガイバーみたいなこと言ってますね(苦笑)※「冒険野郎マクガイバー」もパラマウント製作のドラマです
- メインクルーが死なないのは分かりきっているので緊張感には欠けます。かといってポッと出の名前ありクルーとか出てきたら死ぬの確定なので(苦笑)この辺はさじ加減が難しいですね
- オルガニア人はTOSシーズン1第26話「クリンゴン帝国の侵略」で登場した異星人です。彼らの介入により連邦とクリンゴンの間に「オルガニア平和条約」が結ばれます
- 記憶を消されてしまったのでオルガニア人と出合ったことは誰も覚えていないわけですね
- オルガニア人は地球人とのファーストコンタクトは5000年後だと予想していましたが、およそ100年後にはカーク船長と出会うことになります
エンタープライズの目次ページはこちら