スタートレック・エンタープライズ:S3第10話「ライサリア砂漠幼虫」あらすじや感想など
シーズン3 第10話(通算62話)「ライサリア砂漠幼虫」”Similitude”のあらすじ
ワープエンジンの改良中に事故が起こり、トリップが重傷を負ってしまった。さらにエンタープライズは危険なフィールド内で立ち往生してしまう。
トリップの怪我はかなり酷く、ドクター・フロックスはライサリア砂漠幼虫を使ってトリップのクローンを作り、そこから移植用の大脳組織を得ることを提案する。
だが作成したクローンにも知性があり、移植のための犠牲にすることは倫理上の問題があったのだが、アーチャーはこの処置を承認する。
作成されたクローンはシムと名付けられ、知識を吸収しながら急速に成長していく。しかもシムはトリップと同じ記憶を受け継いでいた。
アーチャーはシムに、彼がクローンであること、そして15日ほどで死ぬことを告げる。それはシムにとって大きなショックだった。
やがてシムはオリジナルのトリップと同じ年齢の状態まで成長した。トリップの技術を受け継いでいる彼は船の修理にも活躍を見せる。
彼のアイデアでエンタープライズをフィールドから脱出させることにも成功し、船は危機を脱することができた。
そして苦悩の末、彼は死を受け入れる。おかげでトリップの手術は成功した。
アーチャーはシムをクルーの一員として扱い、葬儀を行って彼の死を悼むのだった。
補足情報や感想など
- シム少年役の子供がトリップによく似てますねぇ。ちゃんとそういう子役を連れてこられる役者の層の厚さはさすがという感じがします
- やっぱりズインディの本筋から離れた方が面白いです(苦笑)
- クローンの臓器を移植して治療するのはいいですが、移植部位の寿命に問題はないんだろうか……?
- 死を受け入れたシムの態度が大変誠実で心に響くのですが、それに比べるとシムに詰め寄るところのアーチャーは独善的であまりよろしくありませんな
- シムがトリップの記憶を受け継いだように、シムの記憶も移植した大脳を通じてトリップの中に生き続ける、みたいな感じにしてくれればもう少し後味がよくなったんじゃないかな~、と思います
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