スタートレック:ディスカバリーS2第11話「永遠なる無限」あらすじとか情報整理とか感想とか
シーズン2 第11話「永遠なる無限」Perpetual Infinity
色々と状況が判明してきます。
いつにも増して情報が入り組んでいますよ……
(以下ネタバレあり)
第26話(通算)のあらすじ
20年前ーーバルカン植民星の研究施設がクリンゴンの襲撃を受ける。そこではバーナムの両親が時間移動の実験をしていた。混乱の中、バーナムの母は実験中のスーツで一時間前に戻り警告を出そうとしたが、飛ばされた先は950年後だった……
”コントロール”はリーランドにナノマシンを植え付けて支配下に置く。リーランドはタイラーに球体データの奪取を命じるが、タイラーはどうしてもそれに従う気にはなれなかった。
捕らえたバーナムの母親には彼女を未来へ引きもどそうという復元力が働くため、会話が出来る残り時間は少なかった。だが彼女は娘のバーナムではなくパイク船長との1対1の会話を要求し、球体データを”コントロール”が手に入れる可能性がある限り危機は続くと警告する。
パイク船長は球体データの消去を命じるが、データには自己防衛機能があり消すことは出来なかった。
バーナム達はスーツに球体のデータを移して”コントロール”の手の届かない未来に送る計画を立てる。
リーランドはバーナムの母がコントロールの手先だとジョージャウをだまして従わせ、タイムスーツに移動中の球体データをセクション31に転送させる。しかしリーランドの挙動に不審を抱いたジョージャウは作業を停止。本性を現したリーランドはタイラーに重傷を負わせ、バーナム達にも襲いかかって来る。
データ転送が再開され多量のデータがコントロールに奪われる。バーナム達はこれ以上の流出を防ぐため抑制フィールドを破壊、スーツと母親は未来へ引き戻される。
リーランドは奪ったデータと共に姿を消す……
情報を整理してみる
- ”赤い天使”の生体サインがバーナムと一致していたのは、正体が母親だったため
- ”コントロール”がリーランドを支配下に置く際に言った言葉は……「抵抗は無意味だ」
- 950年後に飛ばされたバーナムの母は、全ての生命体が”コントロール”に滅ぼされることを知る。過去へ戻ろうとしたが、何度やっても未来に引き戻され留まることが出来なかった
- バーナムの母が未来に飛ばされた後の行動
未来のテラリジウムに拠点を構える
過去のテラリジウムに避難民を移し機械文明抜きで繁栄させる
球体の破壊を試みるが失敗
球体のデータをコントロールから守るため、球体をディスカバリーと遭遇させる
※歴史を変えるために何度も時間軸を書き換えているらしい - バーナムの母親は7つの信号については何も知らなかった
- スポックは人間とバルカンの混血ゆえの認識障害をもっていたため異常な時間の影響を処理できた。故に”赤い天使”と意思の疎通が可能だった
- タイムスーツのタイムクリスタルはリーランドに破壊される
- ”コントロール”は54%の球体データを手に入れる……
ここまでに描かれた”赤い天使”の行動と”信号”の目的
2053年
第3次大戦中の地球から避難民をニュー・エデンに移し未来の拠点の礎とする
20年前
”ダイダロス計画”でバーナムの両親が”赤い天使”スーツを作成する
十数年前(論理至上主義者がバーナムを殺そうとしたすぐあと)
幼少時代のスポックに家出したバーナムの居場所を教える(バーナムを助けるため)
数ヶ月前
スポックの前に現れ全生命体滅亡の危機を警告、彼に7つの信号を提示する
2257年(劇中の現在)
信号1:小惑星帯にディスカバリーを呼ぶ(USSハイアワサを救助させ暗黒物質を回収させる)
信号2:惑星テラリジウムにディスカバリーを呼ぶ(災害を阻止させる)
信号3:惑星カミナーにディスカバリーを呼ぶ(ケルピアンとバウルを和解させる)
信号無し:エッソフ4号星にて”赤い天使”が捕獲フィールドに捕らわれる
930年後
バーナムの母が出現、惑星テラリジウムに拠点を置く
今回の感想
球体データの争奪戦という様相を見せてきましたが、ディスカバリー側が大変不利なようです。
しかも半分を超える球体データを奪われ、ますます追い詰められていきます。絶体絶命な状況が続きますねぇ。全部のデータを奪われなくても、半分も取られたら大分コントロール側に有利になるんじゃないかしら???
リーランドが”コントロール”にナノマシンを埋め込むシーンは明らかに”ボーグ”を意識したシーンでしたね。
人間を支配下に置く手法はボーグと一緒ですし、台詞もあの有名なものを使っていました。ただ本当に”コントロール”や未来のAIが”ボーグ”とも関連があるのかについては謎のままです。個人的にはボーグとは違うと思うんですよねぇ。ボーグは滅亡させるよりも同化して生命体を残す方を選んでますし。
このへんについての関連性が今後描かれるのかについては一切不明ですし、まあ先の楽しみということにしておきましょう(関連を臭わせてミスリードを狙っただけ、という可能性もありますしね(苦笑))
”赤い天使”についてはまだ謎が残ります。バーナムの母親は信号とは関係していないと言っていますし、信号もまだ7つのうち3つしか出てませんからね。
なかなか一筋縄ではいきません。
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