スタートレックDS9:S7第24話「自由への叫び」あらすじや感想など
シーズン7 第24話(通算174話)「自由への叫び」”The Dogs of War”のあらすじ
新しいディファイアントがDS9に配備され、クルー達の士気は高まっていた。
一方ダマールの反乱軍はガル・リボックの裏切りで大損害を受け、ダマール、キラ、ガラックの3人はカーデシア首都に取り残されてしまった。3人はガラックの生家に身を隠す。そこはエナブラン・テインの実家だった。
元気になったオドーはジュリアンからセクション31の企みを聞き、彼の種族を根絶やしにしようとしたそのやり方と、それを黙認する艦隊の態度に憤慨する。
クワークにグランドネーガスから連絡が入った。ゼクは引退し、次のグランドネーガスを指名するためDS9にやって来るというのだ。
自分がグランドネーガスに指名されると思い舞い上がるクワークだったが、クワークの知らない間にフェレンギの法律は民主的なものに改変されてしまっていた。これがクワークの母親の影響なのは間違いなかった。クワークはこの状況を打開しようと闘志を燃やす。
その頃各地のダマール反乱軍は裏切りによりほぼ壊滅状態に追い込まれていた。ドミニオンは高らかにそれを宣伝するが、カーデシア市民の間にはダマールの革命を支持する声が広がっていた。
キラはこれを利用し、市民の間から革命の気運を高めようと考える。ドミニオン施設へのテロ攻撃とダマールの演説によって、市民の心に火を付けていく。
DS9にやってきたグランドネーガスは、後継者にクワークではなくロムを指名する。新しい民主的なフェレンギを導くにはロムが適任だと考えたのだ。
クワークはそれを祝福しつつも、自分は必ずや古き良きフェレンギ文化を復活させると宣言し、バーの経営にこれまで以上の力を注ぐことにするのだった。
一方、ブリーン兵器を無効化され劣勢になったドミニオンは、防御線を固めて戦力の立て直しを図る。連合艦隊はその前に総攻撃を加えることにするのだが……
補足情報や感想など
- この連作エピソードで一番影の薄かったクワークにやっと焦点が当たります。今回はクワーク達の総まとめエピソードです
- ディファイアント級のU.S.S.サンパウロがディファイアントと名前を変えてシスコの元にやってきました。ただし船名が変わっただけで、登録番号はサンパウロのNCC-75633のままです。ちなみに元のディファイアントはNX-74205。どうせならNX-74205-Aにしちゃえば良かったのにとも思いますが、試作ナンバーのNXでそれは変ですね
※ただし映像データの使い回しの都合で船体に記載されている番号はNX-74205のままだったり…… - 文字通り手のひらを返すブラントに大爆笑
- やっとジュリアンとエズリがくっつきました。ただ引っ張ってた時間がそんなに長くなかったので、あまり「やっと」って気はしませんね。以前のキラとオドーがくっつく回は、本当に「やっと」って感じでしたが
- 革命家として完全に化けたダマールが大変カッコイイです。今回の連作エピソードで最も大きく成長したのがダマールですねぇ
- 今回それと対比されるのが「フェレンギ文化の復権を目指すクワーク」というわけで、この落差が実に楽しいです。実は後継者はクワークではなくロムだったというオチもたまりませんな。やはりクワークのエピソードはこうでないと
- でもロムはこれから苦労しそうですね。クワークはこのあと商売に邁進した結果、一大チェーン店を築く大成功を収めるのが判明してますが……
- キャシディの妊娠判明は、ちょっと取って付けたような印象がなきにしもあらず
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