スタートレックDS9:S6第12話「モーンの遺産」あらすじや感想など
シーズン6 第12話(通算136話)「モーンの遺産」”Who Mourns for Morn?”のあらすじ
モーンの貨物船がイオン嵐に巻き込まれて事故に合い、彼が死んだとの連絡が入った。
クワークのバーで追悼式が行われ、モーンの友人達が集まってその死を悼む。
モーンの遺言で彼の遺産を相続することになったクワークはモーンの財産を調べ始めるが、金目の物がほとんどなくガッカリする。
だがそこにモーンの別れた元妻と名乗る女性、ラレルが現れる。彼女によるとモーンはラチナム1000本をどこかに隠していたらしい。
更にモーンに金を貸していたという2人組の異星人兄弟もラチナムを狙って現れる。
クワークはモーンが保管ロッカーに隠していた金の延べ棒を手がかりに、ボリアス銀行にラチナムが保管されていることを突き止める。
だが今度はルリアン保安部と名乗る男がやってくる。じつはモーンはルリアン星の王族で、ラチナム1000本は王室を抜ける際に送られた物だという。
モーンが死んだ場合、ラチナムは王室に変換されることになっていた。そしてラレルは何年も前からそのラチナムを狙って暗躍していたらしい。
クワークは保安部員と協力してラレルや2人の異星人を罠にかけようとするが、実は保安員の正体もヘインという盗賊で、モーンも含め彼らは全て昔の仕事仲間だった。
モーンのラチナム1000本は「リセピアンの母の日強盗」という有名な犯罪において、彼らが盗んだ物だった。そしてモーンはそれを独り占めして逃げていたのだ。
彼らはラチナムを山分けにして手を打つことにするが、ボリアンから届いたラチナム1000本を前に仲間割れが始まり、結局全員オドーに逮捕される。
クワークは晴れて自分の物になったラチナム1000本に興奮するが、手にした延べ棒は全てラチナムを抽出した後の、価値の無い残りカスだった。
失意のクワークの元に、実は生きていたモーンが現れる。
全ては昔の仕事仲間を片付けるために、モーンが仕組んだ罠だったのだ。
自分を巻き込んだことに腹を立てるクワークではあったが、モーンから延べ棒100本分のラチナムを譲渡され、すっかり機嫌を直すのだった。
補足情報や感想など
- 英語サブタイトルはTOSシーズン2「神との対決」”Who Mourns for Adonais?”のパロディになっています。内容的には全然関係ないですけどね
- モーンがいないとバーの売り上げが5%落ちるって……(笑)
- モーンはウォーフと互角に戦えるほど強いそうです。あと10年前は髪の毛フサフサだったとか……ここぞとばかりにモーンの設定が盛られていくのが大爆笑ですね。でも髪が抜けたというのが隠し場所の伏線だったとは!
- 次々とラチナムを狙う連中が現れるのが、まるで特殊詐欺の実行グループみたいな感じです
- ラチナムは複製の出来ない液体金属なのですが、そのままでは取引に不向きなので金などに混ぜて固形化させるのだそうです。今回のラストに登場した延べ棒はラチナムを抽出して残った金だけだったとのこと。金も十分に価値がありそうなものですが、スタトレ世界だと大した価値にはならないようです(レプリケート出来ちゃうんでしょうね)
- ついにモーンがしゃべるのかと期待させてくれますが、案の定一言も話しません。ある意味期待通りで大満足です(苦笑)
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