スタートレックDS9:S3第18話「老化促進テレパシー」あらすじや感想など
シーズン3 第18話(通算64話)「老化促進テレパシー」”Distant Voices”のあらすじ
30歳の誕生日を控え、ベシアはあまり嬉しくは無かった。
そんなベシアの元にレシア人のアルトバという異星人が訪ねてくる。アルトバは形状記憶ジェルを欲しがっていた。
形状記憶ジェルは連邦法で取引が禁止されている薬物のためベシアは取引を断るが、アルトバは診療室に侵入するとベシアを襲って気絶させてしまう。
ベシアが目を覚ますとDS9は荒れ果てた廃墟と化しており、コンピューターも作動していなかった。そしてベシアの体は異常な老化が進んでいく。なんとか見つけ出した仲間達の様子もおかしい。
実はベシアはまだ昏睡状態で、レシア人のテレパシー攻撃を受けている最中だったのだ。今ベシアが見ている世界は夢にすぎなかったが、この夢の内で事態を打破しないと昏睡から目覚めることも出来ずに死んでしまう。
だがベシアの試みはことごとくアルトバに邪魔される。
老化の進んだベシアは満足に動くことも出来なくなってしまい、勝ち誇ったアルトバはベシアを追い詰めていく。
だが診療所こそがこの夢の中枢だと気づいたベシアはアルトバと対決し、自分の意思の力で彼を打ち破ると、昏睡から目覚めて生還する。
アルトバはオドーに逮捕され事件は解決した。
100歳まで老化する体験をしたベシアは、30歳の誕生日を迎えるなどどうと言うことは無いと微笑むのだった。
補足情報や感想など
- カーデシアの推理小説はいつも必ず容疑者が犯人と決まっているそうです。どんでん返しの醍醐味とかは無いんですね
- ベシアはやっと30歳ですか。オブライエンはアラフォーだったよね……
- ベシアの過去が色々と語られ始めました。本当は医者よりもテニス選手になりたかったのだそうです。また医学学校の卒業試験ではわざと間違えて主席ではなく次席になったとのこと。
今回の段階ではまだ取るに足らない過去エピソードという感じですが…… - ベシアが普段仲間達をどのように思っているかが具体的に形に表れるのが面白いです。その中でガラックが最後まで悪役であり、現実に戻ってからそのことをガラックから褒められるという構図には脚本の妙を感じます。キャラクターへの理解が深くないと描けない話ですね
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