スタートレックDS9:S3第15話「3匹の毒蛇」あらすじや感想など
シーズン3 第15話(通算61話)「3匹の毒蛇」”Destiny”のあらすじ
カーデシアと協力してワームホールに亜空間中継器を設置することになった。これが成功すればガンマ宇宙域との通信が可能になるのだ。
だがベイジョーのヴェデク・ヤルカ司教が、預言書の内容を持ち出して研究の中止を申し入れてくる。もちろんシスコは取り合わない。
実はヤルカ司教はベイジョーとカーデシアの和平協定反対派で、ヴェデク議会からは司教の資格を剥奪されていた。
カーデシアの科学者がDS9に滞在し実験の準備が進められるが、ヤルカの言っていた預言書の内容に合致する出来事が起き始め、キラは動揺する。
さらに実験は予想外の失敗をし、その影響で彗星がワームホール衝突コースに入ってしまう。このままでは彗星の含むシリシウムによってワームホールが破壊されてしまう。これも預言の内容に準じているように思われ、シスコは思い悩む。
だがジャッジアのアドバイスでシスコは預言に影響されるのを止め、自分の判断で彗星破壊の作戦を実行に移す。
しかし破壊作戦はカーデシア科学者の一人デジャーの妨害工作で失敗してしまう。彼女は和平協定に反対するオブシディアン・オーダーのメンバーだったのだ。
シスコは彗星の3つの破片をシャトルのワープフィールドで包み、シリシウムを放出しないように護りながらワームホールを通過させる。若干のシリシウム漏れはあったが、ワームホールの破壊は防がれた。
ところが、この結果としてシリシウムによる搬送波の道筋が出来あがり、ガンマ宇宙域との通信経路が確立される。
解釈によっては、預言が指し示していたのはこのことだったのではないかと思い当たり、シスコは預言者として自分が負わされた役割について考えざるを得なかった。
補足情報や感想など
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商売の秘訣35条「平和は商売の好機」
う~ん、フェレンギ同盟さすがです - 預言書の言葉を自分たちの都合のいいように解釈するヴェデク・ヤルカは、この手の預言における胡散臭い部分を代表したようなキャラクターという感じでした。ただ最後で急にいい人っぽくなるのはちょっとなぁ(苦笑)
- カーデシア料理は美味しくないのか……
- カーデシアの女性科学者ギロルとオブライエンが対立しつつ仲良くなっていくサブストーリーが楽しいです。異文化間のコミュニケーションは難しいですね
- 有能なエンジニアはいつも余裕を持って時間を見積もる、というのはチャーリー(宇宙大作戦)時代からの伝統ですな
- 結局預言なんて物は解釈次第なんですが、こと預言者が関わる事象の場合はそうとも言いきれない部分があるわけでして……この辺は今後の展開に対する軽めの伏線という感じでしたね
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