スタートレックDS9:S3第11話「2024年暴動の夜(前編)」あらすじや感想など
シーズン3 第11話(通算57話)「2024年暴動の夜(前編)」”Past Tense, Part I”のあらすじ
シンポジウム出席のため地球へやってきたシスコ達。
だが転送の際、シスコ、ジャッジア、ベシアの3人は遮蔽装置が排出するクロニトロン分子の影響で2024年のサンフランシスコに飛ばされてしまう。
シスコとベシアは失業者を収容する保護区域に連れて行かれてしまい、一人はぐれたジャッジアは実業家のクリス・ブリナーに助けられる。
だがカレンダーを見てシスコはあることに気づく。2024年8月30日、それはアメリカ史上最悪の市民暴動「ベル暴動」が起きる直前だった。しかもシスコ達が入れられた保護区域Aは、まさにその場所なのだ。
シスコ達は保護区域からの脱出を考えるが、夕食の配給を巡るトラブルに巻き込まれ、シスコ達を助けようとした現地の男が命を落としてしまう。
その男こそベル暴動の英雄、ガブリエル・ベルだった。彼の行動によって労働者の待遇改善が進むことになるはずだった。歴史を正しく進めるためシスコはベルの代役を務めることを決意し、暴動のメンバーへと参加する。
一方、オブライエンとキラはシスコ達を過去から救出すべく計画を練っていた。しかし突然地球の艦隊施設が全て消えてしまう。亜空間バブルに包まれていたディファイアントを残して、周囲の歴史は全て変わってしまったのだ。
そして過去では、予定よりも早く暴動が始まってしまい……(後編に続く)
補足情報や感想など
- スタートレックの伝統的パターン、歴史改編ものです
- 初見の時は2024年なんてまだだいぶ先だと思ってましたが、あとたった3年になってしまいましたよ……(この文章は2021年に書いています)
- ジャッジアは情報企業のCEOに助けられたとのことで、今で言えばGoogleかAmazonのCEOにでも拾ってもらったというところでしょうか
- シスコ達が入れられた保護区域は、街並みがTOSシーズン1第28話「危険な過去への旅」と大変よく似ています。同じセットという説もあるらしいのですが真偽不明です(情報ソースを見つけられませんでした)
- 「危険な過去への旅」と大変よく似た時間ネタを、同じようなセットで行うというのが実にマニアックですな
- 現在のアメリカ(を含めた世界)の経済状況はこの物語の中ほど酷くはありませんが、裕福層と貧困層に分断された格差社会といった辺りは、割と現実そのものなんですよねぇ……
目次ページはこちら