スタートレックDS9:S2第8話「殺しの密告者」あらすじや感想など
シーズン2 第8話(通算28話)「殺しの密告者」”Necessary Evil”のあらすじ
古い知り合いの女性からの依頼で、クワークはDS9のとある倉庫からある箱を見つけ出す。その倉庫はカーデシア占領時代は薬局で、女性はその薬局店主の未亡人バルラだった。
クワークが興味本位で箱を開けると、中には8人のベイジョー人の名前が書かれた紙が入っていた。しかし突然男が現れクワークを撃って紙を奪い去ってしまう。
ロムから箱のことを聞いたオドーは、5年前にステーションで起きた殺人事件のことを思い出す。殺されたのは薬局の主人バトリックで、当時キラが第一容疑者として疑われていたが、結局犯人は不明のままだった。
ロムが覚えていたリストの名前の一つ ”チェッソー” を手がかりに捜査を進めるオドーだったが、その名前の主チェッザーロは先手を打って殺されてしまう。だがこれでオドーはバルラ夫人が犯人だという確信を持つ。
夫人の通信記録からオドーは8人を突き止める。
彼らはカーデシア占領時代にベイジョーを裏切って密告をしていたメンバーだったのだ。夫人はリストを元に彼らを脅迫していたのだ。
クワークを撃った男は夫人に雇われた殺し屋だった。オドーは再びクワークを狙って現れた男を捕まえ、夫人も逮捕される。
しかしオドーは今回の一件で、5年前の殺人事件の真相に気づく。
バトリックを殺した犯人はやはりキラだったのだ。レジスタンスのキラが裏切り者のリストを探していた際に殺してしまったのだ。
キラはずっと本当のことを言えなかったことをオドーに詫びるが、彼女を友人と信じるオドーの気持ちは複雑だった。
補足情報や感想など
- オドーが事件を調査する様子が「ああ奥さんスミマセンがあと一つ」と言いながら探りを入れたりして、刑事コロンボ風というか、探偵物や刑事物のフォーマットをしっかり取り入れていて面白かったです
- オドーとキラ、ガル・デュカット、さらにクワークの出会いを描くエピソードでもありました
- 意地でも死なないクワークが笑えます。あとロムが結構優秀なところを見せますね
- 私は常に中立、信じるのは正義だけだ。と言い切るオドーがカッコイイです
- オドーの心情の揺れ動きがじっくりと描かれていて見応えがありました
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