スタートレックDS9:S2第16話「幻影の村」あらすじや感想など
シーズン2 第16話(通算36話)「幻影の村」”Shadowplay”のあらすじ
異常な分子界現象を調査するためダックスとオドーはガンマ宇宙域に向かう。
オミクロン分子が集中している惑星を特定し転送上陸したところ、村の中に何らかの反応装置を発見する。だが2人は村の総督に捕らえられてしまう。
村ではここ最近行方不明者が頻発しており、既に22人が消えているという。
2人は総督に協力して事件の捜査を行うことにする。
一方ステーションでは、ジェイクがオブライエンの助手として研修することになった。またヴェデク・バライル司教がDS9を訪れ、キラ少佐は浮き足立つ。
オドーは母親が行方不明になったという女の子、テアと仲良くなる。
村から出たことがないというテアの証言が気になったオドーは、村境の調査に向かう。そこで村の人や物は村境の外では存在することが出来ないことを知る。
この村にあるものは全てホログラムだった。村人達は自分たちがホログラムだということを知らずに生活していたのだ。
投影装置が壊れかけていたため、分子崩壊が起こり失踪事件になっていたのだ。修理するためには一度装置を止めるしかない。
住民の同意の元で装置を止めると、荒野の中には2人と装置、そして総督だけが残された。総督だけは実在する人間であり、30年前にこの装置を設置した本人だったのだ。
全てを終わりにしようと考える総督だったが、オドーはホログラムであってもテア達の人生は偽物ではないことを力説し、総督を説得する。
修理が終わり元通りの日常を取り戻した村には、人々の笑顔が溢れるのだった。
補足情報や感想など
- オドーとテアの交流がメインのストーリーです。オドーのやさしさが心に染みます
- 対比して描かれるオブライエンとジェイクの交流も地味にいい話です。オブライエンが語る「人生は自分のものだ」という思い出話が割と心に響きます
- バライル司教が露骨にキラ少佐を口説いて関係も進展しますが、職務優先で飛び出していってしまうあたりはいかにもキラですね(苦笑)
- 総督はドミニオンに故郷を追われて幻影の村を作ったと語ります。キラとバライル司教の件もそうですが、今後の展開に対する伏線回でもありますね
- 最後にコマになってテアを喜ばせるオドーのやさしさが強く印象に残ります。おかげで視聴後の後味がとても良いです
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