スタートレックDS9:S1第20話「預言者の導き」あらすじや感想など
シーズン1 第20話「預言者の導き」”In the Hands of the Prophets”のあらすじ
ケイコが学校で授業をしているとベイジョー人のヴェデク・ウィン司教がやってくる。
ワームホールを科学的に説明しようとするケイコに対し、ウィン司教は宗教的に指導することを求め、拒否するなら学校を閉鎖するという。
これがきっかけとなってステーション内では人間とベイジョー人の対立が始まってしまう。
一方オブライエンは大事な工具が持ち出されているのに気づき行方を捜すが、どうやらアキーノ少尉がコンジット内に持ち込んだらしい。コンジット内には溶けた工具があり、同様に溶けてしまった少尉の残留物があった。
ステーション内の対立を納めるため、シスコはヴェデク・バライル司教に助力を求める。彼はカイ・オパカの後継者と目されており、ウィン司教とは考え方も違っていた。
ステーションではベイジョー人スタッフのサボタージュが始まる。また、アキーノ少尉の死因がフェイザーで撃たれたことだと判明する。何者かがシャトル格納庫に細工を行い、それを目撃して殺されたらしい。
謎が深まる中、ケイコの学校が爆破テロで破壊される。
幸い死傷者は出なかったが、ベイジョー人を煽って支持者を集めるウィン司教に対し、シスコは対立姿勢をとる。
事態を収拾するためバライル司教もDS9にやってくる。
聴衆の前に立つバライル司教に対し、オブライエンの助手ニーラが銃を向けた。
アキーノ少尉が殺されたのは、暗殺のための下準備を見られたからだったのだ。
暗殺はオブライエンとシスコによって阻止される。全てはバライル司教を亡き者にし、自分が次のカイになろうとするウィン司教の陰謀だったのだ。
ニーラは逮捕されたが、ウィン司教の関与は立証することが出来なかった……
補足情報や感想など
- 宗教というのはとかく厄介なものですね。しかも学校に爆破テロですよ。現実を反映しすぎで暗い気持ちになります
- カーデシアが居なくなった途端に内紛が激化するとか、ベイジョーの宗教指導者のひどさと来たら……いやむしろリアルではあるんですが
- こういった重い社会派の話が続くので、DS9は好き嫌いが分かれるのは致し方ないところでしょう。特に第一シーズンは地味ですし。TNGと並行して視聴していると作風の違いが大きくてクラクラします
- シーズン序盤に比べて、シスコとキラ少佐の信頼関係が確実に前進しているのが分かるラストなのが救いでした
- 逆に信頼していた助手のニーラさんに裏切られたオブライエンはショック大きいよなぁ
- カーデシアって7桁の暗号しか使ってないのかよ(苦笑)いまどきその程度の暗号なら総当たりでもあっという間に解読できますよ
- 今回のお話はこのあとシーズン2の冒頭から連続で続くお話のための伏線回でもあります
目次ページはこちら