なかなか床と壁の組立に進めません【1/12ドールハウス⑤】
中国製ドールハウスキットに挑戦・その5
壁面ライトとテーブルライトは出来ましたが、まだ床と壁の組立には進めません。テーブルライトを置くテーブルを組み立てないと、床下の配線に繋がりませんからね。
テーブルを作る
再び説明書を解読して、テーブルの材料をかき集めます。
まずは3つある引き出しの材料です。必要なパーツを型から切り出します。切り口はちゃんとヤスリ掛け処理しておかないと接着剤がしっかり付きませんので、こういうところで手を抜いてはいけません。
この手の木製材料は基本的に木工ボンドさえあれば接着に問題はありません。
本体の方も組み立てていきまが、このテーブルには引き出しを入れなければなりません。説明書の寸法指示はあくまで目安程度と考え、現物を合わせながら位置を確認していった方が良いです。
特に右の両開き扉ですが、境目になる真ん中の板は説明書の寸法指示通りに接着すると扉の中央に来ません。
なので扉と合わせながら接着位置を決めていきます。ちなみにこの両開き扉はシールを丁番代わりに使うようになっていました。なかなか面白いアイデアですね。
テーブルライトを設置して内部に配線を通し、テーブルの脚から下へ逃がします。配線はゼリー状瞬間接着剤で底板に固定してしまいました。これでようやく壁と床に進めます。
壁紙と床材を貼る
こういった板の広い面に紙を貼る場合、部分的な接着ですと湿気による紙の収縮などでシワが寄ってしまうことがあります。ですから出来るだけ面全体に接着剤を塗ってあげる方が好ましいです。
しかし普通の接着剤で広い面を塗っていくと、塗り終わる頃には最初に塗った部分が乾いてしまって接着力を失ってしまったりします。また木工ボンドのような水分の多い接着剤だと紙が水分を吸って波打ってしまうこともあります。結構厄介ですね。
ですがそういうときに向いている接着剤もちゃんとあります。いわゆる「速乾ボンド」を使います。
おそらく100円ショップや文具店で簡単に手に入る速乾ボンドと言えばこのG17でしょう。これで十分です(100円ショップよりイオンの接着剤売場の方が安く売っていたりします)
これを全体に塗って、表面が乾いたら床材の紙を貼り付けてよく圧着してあげます。このボンドはこれで強力に接着できます。
壁紙貼り付け用のローラーなどがあると圧着が楽ですが、別に無くても平気です(100円ショップでも買えます)
床は配線前に全面を貼ってしまっても後から配線を入れられますが、壁の方はそうはいきません。
配線用の溝の手前まで先に壁紙を接着し、壁面ライトの配線を通してから残り半分を接着します。
壁紙を貼ったら、ライトの方も接着してしまいます。
窓側の壁は配線を通したりはしませんのでそのまま貼るだけですが、窓との位置関係がありますのでズレないように確認しながら貼っていきます。
壁紙を貼ったあとは窓枠も貼っておくことにしましょう。
もちろん窓の裏に貼る透明板もこの段階で貼っておきます。
窓枠は木製ですので木工ボンドで接着。はみ出さないように爪楊枝を使って塗っていきます。
透明板はプラスチック製ですので、前回も使ったSUボンドを使い点付けで接着しました。
これでやっと床と壁を組み合わせることが出来ます。