【30MM】機体の3mm穴を埋めるパーツを量産する!
メーカーの枠を越えた素晴らしき3mm穴
30MMシリーズは機体の各所に3mmサイズの穴が開いており、これに様々なパーツを取り付けて自分だけの機体を作り出せるというのが一つのウリになっています。
しかもこの穴は同じバンダイのガンダムシリーズ等と共通なだけでなく、コトブキヤのフレームアームズ等ともサイズが共通化されているため、モデリングサポートグッズ等の豊富なパーツ類を使うことが出来るという利点もあります。
とはいえ、武器を付けたりなどで使うときはいいのですが、使わない穴はポッコリと開いたまま目立ってしまうため、やや見栄えが悪く感じてしまうこともあります。
気にしないのが一番簡単なんですが(苦笑)埋められるなら埋めたいと考えるのも人情でしょう。
既存のパーツで埋めるには…
シリーズのオプションパーツセットには、この穴に被せるためのパーツも付属しています。
ですが、これを取り付けると大きく出っ張ってしまって少々不格好なのと、オプションパーツセット1箱あたり2個しか付属していないため、大量に欲しい場合には非常にコストパフォーマンスが悪いという欠点があります。
一方で、コトブキヤのMSGシリーズにも使えるパーツはあります。
丸モールドというシリーズの一番小さい物は3mm穴に収めることが出来ますので、手軽に使うには便利だと思います。ただこちらも最近ちょっと入手困難気味です(本来は300円の製品なんですが一部プレミア価格だとその10倍くらいになっていたりします)
たくさん欲しいなら自作しよう
今作ってる陸戦アルト用に穴塞ぎのパーツが40個ほど欲しいと思っているため、今回は既製のパーツに頼らず、自作することにしました。
参考にしたのはこの本の記事、
この表紙になっている轟雷の記事でプラ棒を使った自作パーツが紹介されていましたので、それを真似てみることにします。ただ記事だとリューターを使うとあったのですが、電動工具は持ち合わせがありませんので、手作業でやることにします。
最近別の作業で「同じパーツを複数作るなら治具から工夫する」ということを勉強しましたので、この作業用の治具を作るところから始めました。
まあ、大した物ではありません。プラ板と3mm角棒でランナーを押さえるガイドを作っただけです。30MMの機体の穴はランナーがピッタリ収まりますので、ランナーを加工して作ろうという計画です(タミヤの3mmプラ棒はサイズが合わないのです)
別の記事(こちら)で書いたエッジ出しヤスリとヤスリほう台を組み合わせて、断面を綺麗に直角に削れるように工夫しました。
さらに3mmの角棒を加工した穴開け用のガイドを作り、ランナーの中心に1mmのドリルを当てられるようにしました。
そうすると、ランナーの切り口をこんな風に加工できますので……
適当な長さでちょん切ってやれば、手頃な穴塞ぎが出来上がります。
外径のサイズをちゃんと調整しておけば、両面テープを巻いた爪楊枝等で簡単に外すことも出来ます。なかなか悪くないですね!
というわけで、現在ちまちまと量産中です。40個ほど必要なんだよなぁ……
ランナーを使っているので公式レギュレーション的にも問題が無いという長所はありますが、作るのは割と面倒くさいです(苦笑)
オマケ
応用で、トゲというかスパイク状のパーツも作ってみました。
こういうのもディテールアップ用のパーツとして面白いのではないかと思います。