スタートレック:プロディジーS1第3話「スターストラック」あらすじや感想など【暫定】
(以下、ストーリーのネタばれを含みます)
第3話「スターストラック」”Starstruck” のあらすじ
自分たちは士官候補生だと偽り、ホログラム・ジェインウェイを信用させたダル達は、ジェインウェイから惑星連邦について説明を受ける。
連邦の理念に感銘を受け、その保護を受けようと考えるクルー達だったが、ダルだけは連邦を信じることが出来なかった。そしてジェインウェイの忠告をよく聞かないまま、適当に見つけた赤色巨星へのコース設定を指示してしまう。
グウェンを拘束室に押し込み、艦内の探検を始めたダル達は、その素晴らしい設備の数々に大興奮。
だがそうしている間に、艦は赤色巨星と白色矮星が相互の重力で破滅を迎えようとしている宙域に入り込んでしまった。
重力井戸に囚われ脱出もままならないプロトスター。だがダルは頑なにジェインウェイからの助力を拒否し、独力での脱出を試みる。
しかし艦内の全エネルギーをインパルスエンジンに回したことで、拘束室のフォースフィールドも停止してしまい……
情報を整理してみる
- 子供向け番組(という建前)だけに、惑星連邦についての説明が入りましたね。描かれるスポック達の絵柄が「まんが宇宙大作戦」準拠なのがポイント高いです
歴代の船も描かれていましたが、艦隊の記録から抹消されているはずのディスカバリーまで並べちゃうのはどうなんでしょうねぇ? - ダルは過去の経験から、権力者というものを毛嫌いしているようです。そのため惑星連邦のことも信用できずにいます
- フードレプリケーターについての説明と、連邦が貨幣経済を廃止していることも語られました。ファンにとっては常識ですが、こういったことも丁寧に描いていくのはさすがです
- タルス・ラモラ刑務コロニーは犯罪者を収監しているわけではなく、さらってきた人々を強制的に働かせているとのこと。1話で語っていた通りケイゾン人があちこちから集めているわけですね
- プロトスターにはワープ9クラスのワープコアが2本も装備されており、その他に謎のデバイスも設置されていました
- ビークルレプリケーターという設備が新登場。そりゃあレプリケート技術があるんですから、乗り物だって作れて当然ですよね。でもこれはかなりのエネルギーを消費するようです
- 艦が重力井戸に囚われた場合、重力を利用したスイングバイで抜け出すか、ワープコアを排出して爆発力を利用するのがスタートレックの定番パターンなのですが、今回はスイングバイの方でした。さすがにまだこんな序盤でワープコアを失うわけにはいきませんよね(苦笑)
今回の感想
前回までが「子供たちによる脱獄劇」という、あまりスタトレ的ではない内容でしたが、今回はプロトスターに舞台が固定されたこともあり、急激にスタートレックっぽさが増してきました。
しかも重力井戸からの脱出を描くという、一話完結型ストーリーの定番をやってくれています。これぞスタートレックです。
ダルは迂闊さや身勝手な言動が目立つためまだイマイチ良い印象を持てませが、最後は素直にジェインウェイにありがとうと言い、教えを請う姿勢はよかったです。
一方で「刑務所の食べものしか知らない」と表情を曇らせるロックタックの方が感情移入はしやすかったですね。たまった鬱憤を吐き出すかのような格闘シーンも見所でした。彼女にはこれからいっぱい美味しいものを知って欲しいです。
ダルとの親睦を深めようとしたのにアッサリ流されるゼロは可哀想だなぁ。食欲に正直なジェンコムは相変わらずの調子で楽しかったです。そしてまだ敵役というポジションは崩れていないまでも、心が揺れ動いているグウェンは今後が楽しみ。どう見ても仲間になるフラグが立ちまくってますし。
「たくさんの問題児達を見てきた」というジェインウェイのセリフを聞いて、トム・パリスの顔を思い浮かべたのは私だけではあるまい。
と、今回は各キャラクター達にいい感じで焦点が当たっていましたね。
あとはプロトスターに装備された謎の装置がポイントですね。デルタ宇宙域まで単独で来られる艦なんですから、何かしらのトランスワープドライブがあるのは当然です。まあオープニングで使ってるからバレバレなんですけどね(苦笑)
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