自作塗装ブースの作り方(その1) 換気扇と衣装ケースを用意
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我が家の自作塗装ブース
かれこれ1年半ほど前に作った自作の塗装ブースを紹介します。
作った当初に昔のブログでも紹介していたのですが、あまり詳細までは記載しておりませんでしたので、今回は細かい部分まで取り上げたいと思います(特に換気扇の配線周りの話は知らない人には分からない事も多いと思いますので)
基本方針
この塗装ブースを作るに当たって決めた方針は以下の点でした。
- 気が向いたときにいつでも塗装できるように常設とする
- 十分な風量を確保するため換気扇を使って自作する(市販の塗装ブース製品は使わない)
- 常設だと場所を取るため、普段は作業スペースとして使用できるようにする
塗装をするたびに取り出して設置し終わったらまた片付ける、というような手間はかけたくなかったので常設としました。しかし出しっ放しにすれば常に場所を取ってしまいますので、それなら作業スペースと共用にしよう! というわけです(とはいえこれを常設できるだけのスペースを用意できたのは幸運でしてた)
これが作業スペースとして使うときの状態です。
塗装をするときはカッティングマットをどけてやるだけです(ちなみにカッティングマットにツールウォッシュをこぼすと溶けますので御注意を)
手元の明るさを十分に確保したいので、ケースの上にスタンドライトを設置。光が通るように透明の衣装BOXを利用しています。カッティングマットはA3より若干大きいサイズですので、作業スペースとしても十分です。そのまま置くと滑るので、カッティングマットの下には滑り止めのゴムを貼ってあります。
カッティングマットの両脇にあるのは100円ショップで買ってきたステンレストレイです。台所用品コーナーで買えます。
小物入れにも使えますが、最近は主に塗装時の汚れ物(塗料皿や撹拌棒、スポイトなど)の置き場になっています。右側のトレイの上にあるのはクレオスのエアブラシ台、左側にあるのはクリーナーボトルです。
中央に見えているのが換気扇本体です。ここが丸々吸込み口というわけです。
肝心なのは衣装ケースと換気扇
使用した衣装ケースは近所のニトリで買ってきた物です。
コロ付き衣装ケース、税別555円です。安いですねー。寸法は幅39cm・奥行き74cm・高さ32.5cmです。
そして使用した換気扇はこちら
パナソニック製の天井埋め込み用シロッコファンです。私はちょっと出力の強い物を使いましたが、塗装ブース程度ならこれよりワンサイズ下の製品でも能力的に問題は出ないと思います。シロッコファンの風力は十分強いですので。
また、このタイプの換気扇(シロッコファン)はダクトに対して空気を押し出す力が強いという特性があるため、ケースに直接設置する使い方に向いています。一方で普通のご家庭の台所にあるような壁付けの換気扇は押し出すよりも吸い込む力が強いタイプですので、もし塗装ブースに利用しようという場合はケースに直接取り付けるのではなく、壁や窓などに換気扇を設置した上でケースとはダクトで繋げる方がより効果的です。下のような窓用の換気扇を使用すれば、壁に穴を開ける必要もありません。
(つづきます)
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