スタートレック・エンタープライズ:S4第19話「暗黒の地球帝国・後編」あらすじや感想など
シーズン4 第19話(通算95話)「暗黒の地球帝国・後編」”In a Mirror, Darkly, Part II”のあらすじ
エンタープライズはソリア船によって破壊され、フォレスト船長も死亡した。
ディファイアントに潜入していたアーチャー達は船を始動させ、その圧倒的な攻撃力を見せつける。
ソリア基地の破壊に成功し、エンタープライズの脱出ポッドを収容するが、ディファイアントのワープエンジンは分解された状態だった。
アーチャーはエンジンの組み立てを急がせる。
だが船内にはソリア人が労働力として使っていた奴隷達が残っていた。そのリーダーでゴーン人のスラーは修理に必要なレギュレーターを奪い去ってしまう。
苦労の末ゴーンと戦いこれを打ち破ったアーチャーはレギュレーターを取り返した。
そしてワープエンジンを修理すると、ディファイアントはテラン帝国と反乱軍が熾烈な戦いを繰り広げる戦場へと向かう。
圧倒的な力で反乱軍を殲滅したアーチャーは、今度はテラン帝国に対して反旗を翻す。
アーチャーが帝国を支配することに危機感を抱いたトゥポルは他の異星人クルーと共に破壊工作を開始するが、計画は失敗し全滅してしまう。
全ての邪魔者を排除し、アーチャー皇帝の誕生は揺るぎないものとなった。
だが祝杯を挙げるアーチャーのグラスにはホシが毒を盛っていた。
そして、ホシ・サトウ皇帝がテラン帝国に君臨する……
補足情報や感想など
- 今回はTOS準拠の制服や小道具やブリッジセット、コンピュータ音声や効果音など、懐かしいものが多数登場します。TOS時代の制服を趣味が悪いと切って捨てるのは大爆笑です
- メイジェル・バレットさん(ラクサナさん)のお声も聞けますので是非原語でも聞いてみてみて下さい
- アーチャーとホシがディファイアントの歴史ファイルを閲覧するシーンは見所です。本来の歴史でのアーチャーとホシがどのような生涯を送ったかが画面に表示されます。
映像では全ての情報を確認することは出来ないのですが、後にこのエピソードを担当した脚本家のマイク・サスマン氏が詳細を公開しており、それによると
・アーチャーは2184年から2192年まで惑星連邦の大統領を務め、2245年、NCC-1701エンタープライズの命名式典へ出席した翌日に自宅で死亡とのこと(133歳)
・ホシは引退後タルサス4号星のコロニーで暮らしていましたが、2246年に起きたコドス知事の虐殺事件により死亡(117歳)※この事件には幼き日のカーク(13歳)も巻き込まれています(TOSシーズン1第13話「殺人鬼コドス」) - ゴーン人が実写で登場するのは、実にTOSシーズン1第18話「怪獣ゴーンとの対決」以来です。着ぐるみバトルのウルトラファイトだった前作からは、さすがに大幅な進歩を遂げています(苦笑)
- ここでホシが女帝として君臨したことで、同じくアジア系のジョージャウ皇帝へと繋がっていくのでしょうね
- 唐突に終わるのでちょっと物足りなさを感じますが、あとは視聴者の想像に任せるということなのでしょう。話数に余裕があればもう1本くらい続きを作れそうなお話なんですけどね
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