スタートレック・エンタープライズ:S1第8話「彗星は去り行くとも」あらすじや感想など
シーズン1 第8話「彗星は去り行くとも」”Breaking the Ice”のあらすじ
未発見だった巨大彗星に遭遇したエンタープライズはしばらく観測を行うことにする。
彗星にはアイシリウムという希少な鉱物が大量に含まれていることが判明し、クルー達も調査にやる気を見せる。
そこにバルカンのティムール号がコンタクトして来た。
ヴァニク船長は彗星ではなく、エンタープライズの人間達を観察したいと言う。監視されているような状況にアーチャーは不満を隠さない。
さらにトゥポルがバルカン船と暗号通信を交わしていることが分かり、アーチャーの疑念は募る。しかし解読した通信内容はごくプライベートな私信であり、内容を見てしまったタッカーは自己嫌悪に陥る。
アーチャーはヴァニク船長との距離を縮めようと彼を招いて食事会を設けるものの、関係を改善するどころか尚更溝は深まってしまう。
一方彗星に上陸して調査をしていたリードとメイウェザーは、彗星が恒星によって加熱されシャトルがクレパスに落ちたことで窮地に陥ってしまった。
エンタープライズだけでは救助することが出来ず、やむを得ずアーチャーはヴァニク船長に援助を求める。ティムール号のトラクタービームはあっさりとシャトルを救助してしまった。
アーチャー達は常に上から目線のバルカンに反感を持ちつつも、自分たちの未熟さも痛感するのだった。
補足情報や感想など
- 地球の子供達のために質問会を行うのが微笑ましいです。従来のスタートレックよりも現実の宇宙開発に沿った描写が組み込まれているというのは、時代設定ともマッチしていて好感が持てます
- この時代はトラクタービームもまだ未装備なんですね。ワイヤーとマグネットで引っ張るとか実にアナクロです
- 特に大きな事件が起きるではなく、調査活動の中での人間模様を描くという地味なお話です。この時代のバルカン人と地球人の関係がよく描かれており、また各キャラクターの描写もまんべんなく入っていて見応えのあるエピソードでした。こういうのでいいんですよねぇ
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