スタートレック・ヴォイジャー:S7第15話「略奪空間の怪人達」あらすじや感想など
シーズン7 第15話(通算161話)「略奪空間の怪人達」”The Void”のあらすじ
ヴォイジャーは突然謎の空間に吸い込まれてしまう。
さらに状況の掴めぬまま襲撃を受け、食料や物資を大量に奪われてしまう。
そこに通信をしてきたヴァレン将軍という人物によると、ここは略奪空間と呼ばれているらしい。彼はもう5年以上閉じ込められており、脱出手段は無く、食料やエネルギーを調達するには新しく入ってきた船から奪うしかないというのだ。
ヴァレンは略奪のための同盟を持ちかけてくるが、当然ジェインウエイは受け入れるはずもない。
セブンの考案した脱出方法を試すものの失敗し、エネルギーを消費してしまうだけに終わってしまった。再度脱出を試すため、ヴォイジャーは略奪された物資を取り返そうと探索を始める。
なんとか物資を見つけ出したものの、取り返せたのは半分にも満たなかった。
そこでジェインウェイは空間内の他の船と同盟関係を築こうと考える。略奪が当たり前の空間の中で彼女の考えに賛同するものは少なかったが、それでもジェインウエイは他者との協調の道を探っていく。
そんな中、ヴォイジャーは廃船の中で未知の異星人と接触する。彼らは ”寄生体” と呼ばれており、この空間独自の生命達だった。ドクターとセブンはその異星人と友好関係を築くことに成功する。
ヴォイジャーの同盟は賛同者を増やしていくが、連邦の理念にこだわるあまり脱退者が続き、その者達はヴォイジャーとは別の同盟を作り始める。ヴァレン将軍を中心とした略奪のための同盟だった。
時間の猶予はなくなった。ヴォイジャーは同盟者と共に再度脱出を試みる。
敵対同盟の攻撃を ”寄生体” 達の協力で乗り切ったヴォイジャー達は、無事脱出に成功する。
仲間を信じ力を合わせることで掴んだ勝利に、ジェインウエイ達は満面の笑顔を見せるのだった。
補足情報や感想など
- 脱出困難な空間に閉じ込められるという宇宙SFにおける定番パターンのお話、いわゆるサルガッソー物です
- TASシーズン1第12話「魔のスペース・トライアングル」も同じパターンです。空間内で同盟を結ぶというあたりも近いですね
- 独善性は相変わらずあるものの、今回のジェインウエイ艦長は連邦の理念を貫いた末に勝利を掴むという大変立派な姿を見せてくれます。出来すぎた話と言ってしまえばそれまでですが、こういうのでいいのです
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