スタートレック・ヴォイジャー:S7第14話「預言の子」あらすじや感想など
シーズン7 第14話(通算160話)「預言の子」”Prophecy”のあらすじ
ヴォイジャーは突如現れたクリンゴンのD7バトルクルーザーからの攻撃を受ける。
その艦のクリンゴン達はキトマー協定のことを知らず、惑星連邦とは敵対状態にあると信じたまま旅を続けていたのだ。
コーラー艦長を納得させるためベラナが応対にあたるが、ベラナが妊娠しているのを見てコーラー艦長は顔色を変える。そして彼はすぐに艦に戻るとクルーザーを自爆させてしまう。204名いた乗員はヴォイジャーに収容された。
実は彼らはとある預言書に従って旅をしており、コーラー達は艦内で育った4世代目になるという。その預言書には救世主「クヴァ・マグ」の出現が予言されており、トムとベラナの子供がその救世主だというのだ。
船を失ったクリンゴン達を追い出すわけにもいかず、彼らとの共同生活が始まる。
実はコーラー艦長は苦難に満ちた旅を終わらせたいと考えており、ベラナの子供をその切っ掛けにしようとしていたのだ。やむを得ず協力することになったベラナだったが、ベラナの子供がクリンゴンのクォーターだということが彼らの間に諍いを生んでしまう。
そんな中、クリンゴン人達が全員ネレットという致死性のレトロウイルスに感染していることが判明する。これはクリンゴン人だけに感染するウイルスだった。ベラナとお腹の子供も感染してしまう。
しかし子供は地球人とクリンゴン人の混合幹細胞を持っていたため、ドクターはウイルスの抗体を作ることに成功する。
クリンゴン人達は全員治療された。結果としてお腹の子供がクリンゴン人達全員の救世主となったのだ。
その後クリンゴン達はクロノスとよく似た環境の惑星に移住することになった。
今回改めてクリンゴン文化と向き合ったベラナは、以前よりも素直にクリンゴンである自分を受け入れられるようになるのだった。
補足情報や感想など
- 前々回に続きベラナが自分を見つめ直すエピソードです
- D7型はカーク船長時代の代表的な敵戦艦ですが、さすがにヴォイジャーの時代では旧式です。というかカーク時代でも劇場版の頃にはクティンガ級に置き換えられて旧式化しています。D7が最新鋭艦だったのはディスカバリーのシーズン2の頃ですね
- キトマー協定とは惑星連邦とクリンゴンの間で結ばれた和平協定。詳細は劇場版「未知の世界」で描かれています
- この時点でヴォイジャーの乗組員は148人のはずなので、204人のクリンゴンというのはかなりの脅威ですね
- 今回はクリンゴン料理が色々画面に登場するので個人的にはとても楽しかったです
- 「今日は死ぬには悪い日よ」はかなり笑えた台詞なのですが、吹き替えには反映されていません。残念
- オチのニーリックスとトゥヴォックが最高です。でもトゥヴォックはちょっとかわいそうだなぁ(苦笑)
ヴォイジャーの目次ページはこちら