涙が出るほどの激辛を。ハスペラートを作ろう【スター・トレック:キッチン Replicate.11】
Replicate.11 「ハスペラート」”Hasperat”
ハスペラートは惑星ベイジョーの料理で、スタートレックレシピにおいては定番となっているものの一つです。
ベイジョー料理だけにDS9での登場頻度が高いのですが、新スタートレックで登場したエピソードの方を印象深く覚えている方が多いのではないかと思います。
TNGシーズン7第24話「惑星連邦”ゲリラ部隊”」がそれにあたります。
マキへの潜入調査を行っていたロー・ラレン大尉がカーデシアの非道な行いを目の当たりにし、大恩あるピカード艦長を裏切ってゲリラ活動に身を投じてしまう様子が描かれます。
その心情変化の描写において、重要な小道具として登場するのがこのハスペラートなのです。
このエピソードで登場したものはこんな感じでした。
(画像引用元:新スタートレック「惑星連邦”ゲリラ部隊”」劇中映像より)
いわゆるトルティーヤのような生地で野菜や肉などを包んだ料理とのこと。結構大きなサイズですね。
これがDS9の方だとサイズも外見もエピソードによってまちまちになってしまうのですが、普通のブリトーっぽく描かれることが多いようです。
(画像引用元:スタートレックDS9「オドーの恋」劇中映像より)
こちらはDS9シーズン5第17話「オドーの恋」に登場したものです。だいぶ小ぶりなブリトーに見えますね。
外見は色々変わりますが、常に共通しているのは「激辛料理」という点です。劇中では「口の中がヒリヒリして涙が出るほど辛い」のが本物のハスペラートだと語られています。
レシピを考えましょう
要するにトルティーヤで野菜などを包めばいいわけですからレシピは単純です。
問題は具と辛みに何を使うかです。
スタートレック料理のバイブル「Star Trek Cookbook」で紹介されていたレシピだと、青と赤のピーマンとチーズを入れて、クレソンで辛みを加えるとなっていました。
海外ファンの作ったレシピを見てみると、キャベツを入れたものやアボカドを使ったものなど複数のものが見つかりました。つまり具についてはお好みで選んでしまって良さそうです。
問題は辛みですが、クレソンだと少々弱い気がします。
ハスペラートという語感からするとハラペーニョソースを使った方がイメージ的にも合う気がします。
というわけで今回用意したメインの材料はこちら。
業務スーパーの冷凍トルティーヤ生地とレッドハラペーニョソースです。業務スーパーで簡単に手に入るのでとても楽ちんです。
冷凍されてガチガチなので適度に室温で解凍して一枚ずつ剥がしてから、電子レンジで加熱処理しておきました。
具は手元にあった野菜とカニカマにしてしまいました。そこにハラペーニョソースをかけて巻いていきます。「オドーの恋」で登場したのと同様な、小ぶりなものを2つほど作りました。
出来ました。
まあ、具を置いて巻くだけなので超簡単ですね。
味の方ですが……ありゃ、このソース初めて買ったんですが、あまり辛くないですね。これならもっとドバドバかければ良かった。涙が出るほど辛い、というには程遠い物になってしまいましたよ。
ただ辛さがほどよいのでとても食べやすく美味しかったです。次はもっとタップリ入れて激辛を目指してみることに致しましょう。