スタートレックDS9:S7第25・26話「終わりなきはじまり」あらすじや感想など
シーズン7 第25・26話(通算175・176話)「終わりなきはじまり」”What You Leave Behind”のあらすじ
総攻撃の日がやってきた。DS9の皆は家族や恋人と思い思いの朝を迎える。
カーデシア本星でも、ダマール革命軍が総攻撃の準備を整えていた。
ベイジョーではカイ・ウィンがコスト・アモージャンの書の解読を終えていた。パー・レイス復活の方法を手に入れた彼女は、視力の戻ったデュカットと共にパー・レイスの封じられた「炎の洞窟」へと向かう。
カーデシア市民の蜂起が始まった。ドミニオンはこの動きに対し、カーデシア市民の大虐殺という暴挙に出る。しかしこの行為は、未だドミニオン側に付いていたカーデシア軍の離反を招く。
艦隊とドミニオン軍の戦いは熾烈を極めていた。戦況は艦隊の劣勢だったが、カーデシア艦の寝返りが起きた事でドミニオン軍は総崩れになった。
撤退するドミニオン軍を追って、艦隊はカーデシア・プライムへと進軍する。
地上のダマール達もドミニオン司令部へと攻撃を開始した。ダマールは戦いの中で倒れたが、キラ達は創設者を捕虜にすることに成功する。
創設者は最後の一人まで徹底抗戦する覚悟だった。彼女はそれほどまでに固形種を嫌っていた。
だがオドーと繋がって説得され、ついに停戦を決める。
戦争は終わった。
しかし犠牲は大きかった。カーデシアはドミニオンにより徹底的に破壊され、実に8億人もの市民が虐殺されていた。
ガラックはその惨状を嘆き、ジュリアンに別れを告げると廃墟となった街に姿を消した。
その頃、炎の洞窟ではパー・レイス復活の儀式が進められていた。
デュカットを生け贄にして、カイ・ウィンはパー・レイスの封印を解いてしまった。それに気付いたシスコも炎の洞窟へと向かう。
パー・レイスはデュカットに乗り移り、ベイジョーはもとよりワームホールも、そしてアルファ宇宙域全体をも破壊しようとしていた。
シスコはデュカットと対決し、戦いの末2人は炎の中に墜落する。デュカットはパー・レイスと共に封印され、使命を果たしたシスコは預言者達の一員として迎えられた。
天空の神殿に入ったシスコはキャシディに預言者のビジョンを送る。必ず戻ると約束するシスコではあったが、それがいつになるのかは誰にも分からなかった。
ウォーフは駐クロノス連邦大使として赴任することになり、マートク宰相と共にDS9を後にする。
オブライエンは地球のアカデミーから工学部教授のオファーを受け、家族とともに地球へと旅立った。
オドーは偉大なる繋がりの治療と、人類のことを仲間に理解させるという仕事のためにガンマ宇宙域へと出発する。キラもそれに付き添うことにした。
偉大なる繋がりの前で、オドーはキラに別れを告げる。おそらくもう再会することはないだろう。
ステーションに日常が戻ってきた。
去って行った者は多かったが、ステーションに残った者達は新しい生活を始め、ワームホールは再び通行の要所となった。
帰還したキラは行方不明のシスコに代わり、DS9の指揮に忙しい日々を送る。
ふと息抜きに出たプロムナードで、キラはジェイクの姿を見かけた。
ワームホールを見つめながら父を想うジェイクの肩に、キラはそっと手を置くのだった。
補足情報や感想など
- ついに最終回です。これだけ複雑に様々なエピソードを併走させた大河ドラマを、よくまあこれだけ順当に着地させたものだと思います。とくに預言者関係なんて絶対中途半端に終わると思ってましたよ(苦笑)
- シリーズをしっかりと追ってきた人ほど、この最終回は泣けると思います。
- 最終回は米本国では2時間スペシャルとして放送され、再放送や日本放送版では2話に分割編集されました。そのため編集時に一部カットされたシーンがあります。ですので分割版ではなく2時間スペシャル版でじっくりと視聴することをオススメします(Netflix配信は2時間版です)
- とにかく泣いた。本当に素晴らしい最終回です。ラストのとこなんか所詮は過去シーンを使った回想なんですけど、これが良いのですよ。あとオーラスの画面が引いていくところなんか、もうね
- 未見の方は是非シリーズを最初から追いかけてここまでたどり着いて欲しいと思います。序盤がちょっと辛いかもしれませんが頑張って下さい(笑)
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