スタートレック・ヴォイジャー:S5第10話「偽りの亡命者」あらすじや感想など
シーズン5 第10話(通算104話)「偽りの亡命者」”Counterpoint”のあらすじ
デヴォアの領域を通過することになったヴォイジャー。
だがデヴォア人達は何度も執拗に艦内の臨検にやってくる。デボアはテレパスを極端に嫌っており、見つかれば即捕らえられてしまうのだ。
ヴォイジャーにはテレパスのバルカン人やベタゾイド人の他に、3週間前に救助した12人のブレナーリ人難民が乗船していた。彼らもテレパスの種族だった。
ジェインウエイ達は彼らを転送バッファに隠すことで検査をかわしていた。
だが検査官のカシックが突然亡命を申し入れてくる。
彼は隠れていたテレパス難民のことには気付いていたが、あえて見逃していたという。検査官の仕事に嫌気がさしたという彼は逃亡を希望していた。
ヴォイジャーは輸送船と合流し難民達を引き渡す予定だったが、カシックによると既に輸送船は拿捕されており、待ち伏せされているという。
そこで難民が向かう予定だった近隣のワームホールに向かうことにする。しかしその位置が分からなかった。
ジェインウエイとカシックの分析によりタハラ星系にワームホールがあると判明するが、センサーに感知されデボア戦艦の追撃を受けてしまう。
カシックは時間稼ぎのため戦艦へと戻り、検査チームのリーダーとして再びヴォイジャーにやってきた。
だがジェインウエイがワームホールの具体的な位置を見つけたと知ると、本性を現す。カシックは位置の分からなかったワームホールを発見して破壊するために、ジェインウエイを利用したのだ。
しかしジェインウエイはこの事態を予想していた。
カシックが攻撃した位置にワームホールはなく、転送バッファに隠されていたのは野菜のみ。その隙に難民達はワームホールから逃走に成功した。
完全に裏をかかれたカシックはこの失態を記録に残さないため検査自体をなかったものにすると、ジェインウエイの手腕を讃えて去って行く。
予想したことであったとはいえ、ジェインウエイは彼が裏切ったことを残念に思うのだった。
補足情報や感想など
- このネタばれ日本語サブタイトルを付けた人には猛省して頂きたいですね
- エンジンを攻撃すれば良いと言われて「それをやり過ぎというのよ」と返すジェインウエイを見て「えーいつもやり過ぎてるじゃん」と思う視聴者は多いことでしょう(苦笑)
- 裏切ることがバレバレなのでオチは読めてしまうのですが、それでも展開は緊迫していて楽しめます。
- カシックのタヌキっぷりも堂に入ってますが、その上を行くジェインウエイ艦長はやはり頼もしいです
- でもラストシーンの孤独な艦長の方が印象的でした。このシーンは他のクルーを一切登場させないことで孤独感強調してますね。会話のやりとりや音楽の使い方など、今回は演出がなかなか凝っていました
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