スタートレックDS9:S6第9話「封じられた最終戦略」あらすじや感想など
シーズン6 第9話(通算133話)「封じられた最終戦略」”Statistical Probabilities”のあらすじ
ジュリアンに預けられた4人の男女、ジャック、ローレン、パトリック、セレーナ。
精神の不安定を抱える彼らは、ジュリアン同様に遺伝子操作を受けた人間だった。だが副作用に苦しみ、治療も十分に受けられないでいたのだ。
ジュリアンのもとに連れてこられたのは、彼らの新たな生き方を探るためだった。彼らは天才的頭脳を持っているのだ。
一方、カーデシアのリーダーとなったダマールは連邦に和平交渉を持ちかけてくる。ダマールとウェイユンがステーションにやってくるが、ジャック達はダマールの演説を見ただけでそれが嘘だと見抜いてしまった。
彼らはドミニオンの狙いがカブレル星域にあると分析する。そしてケトラセル・ホワイトを製造するための材料がそこにあることも見抜いてしまう。
だがあえてそれを与えて時間稼ぎをすれば、ロミュランが参戦し戦況が有利になるという未来予測も叩き出す。
艦隊司令部もこの予測を評価するが、更に先の未来を予測した彼らは惑星連邦が敗北すると結論づけてしまう。
彼らが示した最善の手段は一度降伏することだった。
そして5世代後に集結する反乱軍によってアルファ宇宙域は統一され、新しい惑星連邦が成立するというのだ。
だがシスコは戦わずに降伏するというその結論を受け入れることが出来なかった。艦隊も同様に降伏提案を却下する。
ジャック達はドミニオンに加担して攻撃を早めさせ、犠牲を最小限に留めようと考える。だがそれは反逆行為に他ならなかった。
セレーナのおかげで反逆行為を阻止したジュリアンだったが、事を急ぎすぎたことを反省する。
4人の滞在期間は終了した。
ジュリアンはいずれドミニオンを倒す方法を見つけ出すことを願いつつ、彼らに別れを告げるのだった。
補足情報や感想など
- 今回はアイザック・アシモフ先生の名作「ファウンデーション」シリーズがベースとなったお話だそうです。統計学によって未来を予測するという展開がまさにそれですね
- 余談ですがファウンデーションは学生時代に一気読みしました。最終的にあっちと繋がる驚愕の展開には震えましたよ
- カーデシアの政権はダマールが掌握することになりました。と言ってもドミニオンの傀儡政権ですけどね。ダマールは初登場時は貨物船の副長だったのにえらい出世です
- ジャック達の未来予測には一つ重大な要素が欠けてるんですよね。ファウンデーションで一つの例外が事態を狂わせたのと同じ事です。その要素とは……(なかなか登場しないけど有名なアレです。もう少ししたら出てきます)
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