スタートレックDS9:S5第12話「幼き命」あらすじや感想など
シーズン5 第12話(通算110話)「幼き命」”The Begotten”のあらすじ
オドーはクワークが持ち込んだ可変種の赤ん坊を買い取った。それは病気でかなり弱っていたたが、オドーはその子を自分の子として育てることにする。
一方、キラ少佐はついに出産を迎えようとしていた。しかしベイジョー式の出産儀式はオブライエン夫妻にとっては戸惑うことも多かった。
そんな中、かつてオドーを育てたモーラ博士が赤ん坊の噂を聞きつけてステーションにやってくる。
オドーはモーラ博士が養育に口を挟んでくることに対して不快感を隠さない。かつて自分が実験動物のように扱われたことが尾を引いているのだ。
だが子供を甘やかすばかりのオドーのやり方では、赤ん坊はなかなか成長しなかった。
モーラ博士の意見を受け入れ、あえて苦痛を与える手法をとり始めると、赤ん坊は目覚ましい成長を見せ始める。オドーは子供の成長にかつてない喜びを感じ始める。
だが赤ん坊は病気が悪化し、ベシアとモーラ博士は懸命に治療を試みるものの、もはや打つ手はなくなってしまう。
死にかけた赤ん坊を手に取ったオドーは悲しみに暮れるが、突如赤ん坊はオドーの体内に吸収され、オドーは可変種の能力を取り戻す。
子供の死は悲しいものだったが、オドーはどんな思いでモーラ博士が自分を育てたのかを実感することが出来て、2人は初めて心から打ち解けるのだった。
補足情報や感想など
- オドーとモーラ博士を軸にした親子テーマのお話でした。子供を持ったことで親の気持ちを知るというベタな展開ですが、王道ゆえに大変綺麗にまとまっていたと思います
- 思わずクワーク相手に祝杯を挙げてしまうオドーが何気に良いシーンでした。こんなに素直なオドーは滅多に見られません
- サブエピソードはキラの出産でした。オブライエンとシャカールの掛け合いなど前半は完全にコメディなのですが、最後は子供に情が移ってしまったキラのシーンでしんみりさせるところが上手いです
- 共に子供を失った形のオドーとキラが、連れだって散歩に行くラストシーンは心に染みますね。このシーンは元々は脚本になかったそうですが、キラ役のナナ・ヴィジターさんのアイデアで入れられたそうです
- しかしオドーの能力復活は早かったなぁ
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